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架空戦記〜東洋海戦争1941〜
第二十三話「東洋海海戦・3」
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「…我が艦は最後まで戦「艦長!」」

タツミが命令を下そうとした時、見張り員から突然の報告が響く。

「…どうした?」

「四時の方角より多数の艦が近づいてきています!」

「何だと!?何処の国の物か分かるか!?」

タツミは一体何処の国なのか分からなかった。いや、一つだけあった。今なおこちらに向かってきている東の島国が。

「!船首に菊の紋様!葦原中国です!」

それはまさにこの劣勢の状況における福音であった。

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