本編
本編2
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話さなきゃいけないし」
「おう、わかった。じゃあまた学校でな。キッドの話、聞かせてくれよ」
アオイは冗談っぽく笑ってそう言うと、私の返事が聞こえたのを確認して電話を切った。
警察の人とは、もう話すことはないと思う。電話を切るための口実だった。
苦しいのを誤魔化すのは、すごく疲れる。それに、アオイには絶対に悟られたくなかった。せめて、せめてこのまま、友達のままでいたい。悟られて、離れて行かれるのはもっと嫌だった。
結局、私だってお見合いを強いられてしまうのだ。それなら、このまま友達でいて、たまにこうやって話ができたら、それでいい。大丈夫だ。すぐに忘れるだろう。
私は自分にそう言い聞かせると、そのままベッドに倒れこんだ。逃げるように、そのままぎゅっと目を閉じる。
それから数分経ったときには、私は予告状のことなんて忘れて、眠ってしまっていたのだった。
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