雷迎
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攻撃をその身に受ける。
「"雷"!」
ルフィが嫌な予感を感じ、腕を引き戻そうとするも既に手遅れであった。
「"治金"!!」
「ガァァアアア!?」
右腕を覆う黄金の熱さにルフィが絶叫を上げ、エネルはその隙に身体を雷と化すことで宙へと移動する。
「青海へと堕ちるがいい!!」
「"雷迎"!!!」
天より顕現するは巨大なエネルギーの塊
それは箱舟マクシムにより排出された積乱雲が黒い球状に圧縮され、莫大な雷のエネルギーの塊と化した代物
エネルはルフィを身動きを取れない状態に追い込み、ここで勝負を打って出た。
エネルはエンジェル島の真上へと雷迎を放つ。
空島の民達は絶望の余り膝を屈し、自分達の死と空島の滅亡を予見した。
ある者は最後まで諦めることなく住民達の避難の誘導に徹した。
ある者は絶望の余りその場で跪き、神に祈りを捧げた。
そんな中、右腕の熱さによる激痛に耐え、箱舟マクシムから勢い良く飛び出す者がいた。
先程までエネルと死闘を繰り広げていたルフィが"ゴムゴムのロケット"で雷迎に向かって飛翔し、雷迎の中へと無策で突っ込んでいく。
雷迎がエンジェル島へと迫る。
その巨大なエネルギーの塊は放電し、大気を振動させながら落下していく。
黄金都市シャンドラの遺跡地帯にて敵の殲滅を終えたナミ達が空を仰ぎ見る。
ワイパーは己の無力さに歯噛みし、ラキは空島の滅亡を予見した。
そんな中、ナミは雷迎に異常な幕放電が生じていることに気付いていた。
雷迎は激しく放電し、空を不規則に照らし出している。
幕放電を引き越した張本人であるルフィは意図してこの現象を起こしたものではない。
ルフィの右手には雷を帯電させる黄金の塊が存在している。
それが雷迎内で放電現象を引き起こしていた。
今もルフィは雷迎内で"ゴムゴムの花火"と"ゴムゴムの"黄金牡丹にて一心不乱に放電を起こしている。
エネルは幕放電を起こす雷迎を静かに見据え、エンジェル島へと無慈悲に堕とす。
幕放電が幾度も起き、雷迎内で放電が生じる。
それでも雷迎の進行は止まらない。
人々は神に祈る。
ホワイトベレーの体調であるマッキンリーは膝を付き、祈りをささげた。
コニスは青海人達の無事と生還を祈った。
そして、遂に、雷迎に亀裂が走り、雷迎は消滅した。
ルフィは雷迎が消滅し際に生じた爆風の影響で黄金都市シャンドラの方向へと吹き飛ばされていく。
人々は空が晴れたことに希望の光を見出し、空島全土に響き渡る程の歓声を上げる。
ウソップとチョッパーは互いに抱き合い、船長であるル
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