第六章
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「まだ驚いてるよ」
「本当の話だったってな」
「ああ、君達が桐生戦兎君と万丈龍我君だね」
「仮面ライダービルドとかな」
「仮面ライダークローズだ」
二人は仮面ライダーとしての名前を以て答えた。
「その名前も聞いてるよな」
「黒衣の青年さんって人から」
「聞いてるわよ、ブラッド族のこともスサノオのこともね」
今度は美空が答えた。
「私達に色々ちょっかい出してくるって」
「それで俺がエボルトだったとかな」
石動はこのことが最も信じられないという顔だった、その顔で言うのだった。
「物凄く悪い奴だったとかな」
「もう神様の出来損ない?」
美空は自分は知らなかったがエボルトに対してスマートレディと同じ感想で以て述べた。
「それも邪神とかそういうのの」
「そんな感じだよな」
「それでそのエボルトと私達が縁があって」
「それでこれからな」
「戦わないといけないとか」
「どうしたことだか」
「おやっさん達は戦わなくていいからな」
万丈は二人にこのことを断った。
「だから安心してくれ」
「仮面ライダーの君達がか」
「そうするからな、ただ一緒にな」
「これからか」
「スサノオと色々やっていこうな」
「それじゃあな、これも縁だろうな」
石動は万丈に少しずつだが事情を呑み込めてきた顔で応えた。
「それじゃあな」
「これからな」
「宜しく頼むな」
「後は他のライダーの連中と滝川紗羽か」
桐生は石動達との話が終わってから述べた。
「連中も後で来るか」
「そうだよな、青年さんが動いてくれてるならな」
万丈は黒衣の青年とはまだ会っていないがそれでも彼が動いてくれていると実感しつつそれならと述べた。
「ここに皆来るな」
「それじゃあここで待とうな」
「コーヒーでも飲みながらな」
「よし、コーヒー二つだな」
石動は二人の会話を受けて笑顔で注文として受けた。
「今から出すな」
「お父さんのコーヒー美味しいからね」
美空は二人にこのことを確かな声で話した。
「楽しみにしててね」
「そこは違うんだな、あの時と」
「そうだな」
桐生と万丈は二人が知っているコーヒーの味とは違うことを聞いてそれはいいと思いつつだった。まずはコーヒーを飲むことにしてそうして後のライダー達を待つことにした。
内海成彰はこの時彼の勤務先である工場で熱心に働いていた、そして自分が作った鉄棒を見て会心の声をあげた。
「これでいい、鉄棒はこうじゃないとな」
「あの、先輩一本一本確かめてたらきりがないですよ」
「そうですよ」
その内海に後輩達が声をかけた。
「最近どんどん発注がきてますし」
「鉄棒も沢山作らないといけない状況ですから」
「俺達は作ってです」
「品質チェックは管理部に任せましょ
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