第二章
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「稼ぎはいいんだよ」
「頭使って働いてるんだな」
「俺はな、じゃあお互い元気そうだしな」
それでというのだ。
「もう戦いを忘れてな」
「それでだよな」
「この世界で生きていくか」
「それぞれな」
二人でこうしたことを話してスナック菓子もコーラも楽しんだ、だがここで桐生の家のチャイムが鳴った。それでだった。
万丈は桐生にポテトチップスを食べつつ声をかけた。
「宅配か?」
「いや、最近頼んでないからな」
だからそれはないとだ、桐生は答えた。
「そっちは」
「それじゃあ新聞の勧誘か?」
「それか?もう間に合ってるけれどな」
「じゃあ断るしかないな」
「断るにしても直接言わないと駄目だしな」
「じゃあ行って来いよ」
「そうするな」
こう話してだ、そしてだった。
桐生は玄関の方に行った、するとだった。
そこにはラメ入りの青と黒の派手なデザインの服を着た黒髪をショートヘアにした女がいた、恩は両手を拡げて笑顔でこう言ってきた。
「どうも、桐生戦兎さんですね」
「表札に書いてあるだろ」
「そうですよね」
「ああ、けれどあんた随分派手だな」
女の外見を見てだった、桐生は怪訝な顔で述べた。
「何かの勧誘か?」
「スマートブレイン社から来ました」
「スマートブレイン?あのでかい会社か」
色々な分野に進出してかなりの業績を挙げている企業だ、それで桐生も知っていて述べた。
「そっちからの仕事か」
「詳しいお話はお部屋の中で。万丈龍我さんも一緒ですね」
「あんた何でそのことも知ってるんだよ」
「そのこともこれからお話します」
「部屋の中でか」
「はい、お二人に」
「そういえばあんたあれか」
女がスマートブレイン社から来たという言葉からだった、桐生はあることを思い出してそのことも女に話した。
「スマートブレインのマスコットキャラもやってる」
「本業は社長秘書です」
「スマートレディさんだよな」
「はい」
その通りという返事だった。
「私がです」
「スマートレディさんか」
「そうなんですよ」
「そのことはわかったけれどな」
「それでもですか」
「あんたの話って何だよ」
「長くて詳しいお話になるので」
それでという返事だった。
「後で」
「それじゃあな」
桐生はスマートレディの言葉に頷いた、そしてだった。
彼女を部屋に入れて万丈と共に話を聞くことにした、スマートレディは席に着くとすぐにはきはきと話しだした、だがその話は二人にとって信じられないものだった。
スマートレディの話が終わってすぐにだった、万丈は難しい顔で言った。
「俺達が仮面ライダーでか」
「はい、そしてです」
それにというのだ。
「スサノオと戦わなければならないです」
「スサノ
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