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ピンクのモーツァルト
第五章
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た。
「音楽を。ピアノでお願いします」
「何を聴かれますか」
「どの曲にされますか」
「彼の曲を」
 モーツァルトの曲をとだ、女帝は周りに告げた。そして彼のピアノの曲を聴き楽しんだ。ピンクの服を着た彼の曲を。


ピンクのモーツァルト   完


                    2019・11・23
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