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レーヴァティン
第百三十一話 追撃戦その一

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                第百三十一話  追撃戦
 九州の軍勢五万は城攻めの時を英雄が率いる十五万を超える大軍に攻められて崩れる寸前に戦の場を退きだした。
 英雄はそれを見てすぐに次の命を下した。
「ではだ」
「次はたいな」
「退く敵を撃つが」
「逃げ足が速かとよ」
「どうもな、しかもな」
 英雄はここで言った。
「罠があるとな」
「思っているべきたいな」
「そうだ」
 まさにとだ、英雄は述べた。
「こうした時はな」
「こっちの立場になって考えるとよ」
 そうしてとだ、双葉は述べた。
「ただ退くだけだと」
「そのまま追撃を仕掛けられる」
「だからたい」
 それ故にというのだ。
「ここはたい」
「どうしてくるかだな」
「それを考えるとたい」
 それでというのだ。
「用心しておくべきたい」
「ましてやこの度はな」
「あっさりと退いたとよ」
「劣勢を悟ったのは事実だろうが」
 それでもというのだ。
「しかしだ」
「それでもたいな」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「こうした時は余計にだ」
「相手に余裕があれば」
「罠を仕掛けてくる」
「そうたいな」
「だからだ」
 ここではというのだ。
「もう罠を仕掛けているか知らないが」
「それでもたいな」
「それは破り」
「これ以上の罠を仕掛けさせない」
「その為には攻めていくことだ」
 このことが大事だというのだ。
「そうしていく」
「そうしてたいな」
「ここで。何度も言うが」
「敵の軍勢ば徹底的に叩いて」
「敵の数を数を減らしてな」
 そうしてというのだ。
「後の戦を楽にする」
「敵の戦う力を奪って」
「そして領地も手に入れていってだ」
「敵の力ばどんどん削いでいきたいな」
「そうしていけばな」
 敵の軍勢を叩き領地を奪っていけばというのだ。
「次第にだ」
「敵はたいな」
「力を失い」
 そしてというのだ。
「戦えなくなる」
「そしてたいな」
「最後は降る」
「だからたいな」
「ここはまずだ」
「敵の軍勢を叩く」
「それも徹底的にな」
 その様にしてというのだ。
「後を楽にする」
「それなら」
「全軍追撃だ」
 英雄は命を下した。

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