暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の林檎園
第三幕その二

[8]前話 [2]次話
「これはね」
「美味しいね」
「かなり美味しいね」
「これはいいね」
「素敵な風味でね」
「香りもいいし」
「コシも絶品だよ」
 動物の皆も笑顔で言います。
「いや、これはね」
「どんどん食べられるよ」
「ざるそばも何杯も」
「それで他のお蕎麦も食べられそうね」
「これから」
「ざるそばはおかわりするけれど」
 先生は笑顔で言いました。
「その後にもね」
「ざるそば以外も注文するね」
「その他のお蕎麦も」
「ざるそばの後で」
「そうするよ」
「いや、本場だけあって」
 チーチーはざるそばを笑顔で食べつつ言うのでした。
「見事な味だね」
「この味なら」
 ジップも言います。
「有名にもなるよ」
「これだけ美味しいとね」
 ガブガブも喜んでいます、食べながら。
「それも納得だよ」
「お蕎麦を麺にしたらこんなに美味しいってね」
 ホワイティの言葉はしみじみとしたものでした。
「そのこと自体が凄い発見だね」
「この風味もいいね」
 老馬もお蕎麦を器用に食べています。
「だから余計に美味しいよ」
「あとおつゆがね」
「ちょっと違うね」
 オシツオサレツはそちらに気付きました。
「関西とはね」
「そうだね」
「こっちのお蕎麦に合ってるつゆね」
 ダブダブはこう指摘しました。
「このそばつゆは」
「だから余計に美味しいんだね」
 トートーはダブダブに応えました。
「このお蕎麦は」
「薬味もいいわね」
 ポリネシアはこちらに注目しています。
「そちらも」
「いや、じゃあね」
「これからね」
 チープサイドの家族が最後にお話します。
「皆でお蕎麦を食べましょう」
「是非ね」
「そうしようね、それでおつゆは」
 先生はこちらのお話をしました、見れば先生はお蕎麦は噛んでそのうえでしっかりと食べています。
「関西のそばつゆとは違うよ」
「あっ、やっぱり」
「これはって思ったけれど」
「やっぱりそうだったんだ」
「そばつゆ違うのね」
「関西のものとは」
「そうだよ、東京の方もね」
 こちらのそばつゆのお話もするのでした。
「違うしね」
「何かあっちは辛いってね」
「よく言われるとね」
「関東のそばつゆは辛いって」
「そうね」
「そうなんだ、あとあっちではお蕎麦は噛まないのは」
 東京の方ではというのです。

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ