第二幕その六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「僕もこうした時はね」
「よく食べるよね」
「最近サンドイッチよりも多いよね」
「旅行の時とか何かあると食べる時に」
「パン系より多くなったね」
「どうにも」
「そうだね」
ご自身でもこう思う先生でした。
「そうあったね」
「そうだよね」
「先生本当にお握り好きになったね」
「来日してから」
「日本に来るまで知らなかったのに」
「今じゃすっかりお気に入りだね」
「そうなったよ」
言いつつまた食べる先生でした。
「だから今はね」
「皆で食べようね」
「景色を見ながら」
「そのうえでね」
動物の皆もお話しつつお握りを食べています、お握りは誰が食べてもかなり美味しいものなので皆も楽しみました。
貨物列車は神戸からどんどん進んでいきます、皆お昼は先生がお話した通り駅弁を食べました。そして三時になる前にです。
松本駅に着きました、そうしてすぐに駅の喫茶店でティーセットを頼みました。そのセットはといいますと。
アップルティーにアップルパイ、干し林檎にスライスした林檎と林檎尽くしです。そのセットを食べつつです。
先生は皆にです、こう言いました。
「長野に来て早速だね」
「うん、林檎だね」
「いきなり林檎ってなったね」
「いや、早速ってね」
「いいことだね」
「うん、食べたかったけれど」
セットの中の林檎を食べつつ言いました。
「こうして着いてすぐ食べられるなんてね」
「幸先いいね」
「よく出て来たって感じだよね」
「本当にね」
「長野の林檎尽くしのティーセットっていいね」
「長野県に来たって実感があるよ」
「しかもよ」
ダブダブが言ってきました、先生と一緒に長野の林檎のティーセットを心ゆくまで楽しみながらです。
「林檎は栄養がとてもあるから」
「その方面からもいいんだよね」
ジップはダブダブのその言葉に頷きつつ食べます。
「林檎は」
「この甘さとね」
しみじみとして言うのはホワイティでした。
「栄養も備えているって最高だよ」
「この赤さが」
チーチーは色を見ています。
「余計に食欲をそそるし」
「イギリスの林檎は青いのが主流でも」
イギリスのことを思い出したのはポリネシアです。
「私達も今じゃ赤い林檎に慣れてきたわね」
「最初はね」
「赤い林檎が多くて違うって思ったけれど」
チープサイドの家族は日本に来たての頃を思い出しています。
「今じゃね」
「これもってなってるね」
「実際に美味しいしね」
今度はガブガブが言います、勿論美味しく食べています。
「赤い林檎も」
「その林檎を食べて」
そしてと言うトートーでした。
「今は楽しんでるね」
「いや、いいティータイムだよ」
「いつもと同じくね」
オシツオサレツは二つ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ