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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
黄金都市シャンドラ
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ゃん、ロビンちゃんは勿論、文句無しだ。アキトも礼儀作法を弁えてる。だが、ルフィ、お前は駄目だ」
「お、俺だけ……?」
「料理を一口で食べるわ、口から食べかすを飛ばすわ、人の料理を断りも無く食べるわ、食器を散乱させるわ、品性の欠片もあったもんじゃねぇ」
「お、おう……」

 サンジの気迫に押され、ルフィは思わず後ずさる。

「ルフィ、先ず、お前はアキトの食事のマナーを見習いやがれ」

 サンジはアキトが食事の前に両手の掌を胸の前で合わせ、食材に感謝していたことを思い出す。
 サンジは思わず感心し、ルフィに見習わせようと強く思ったものだ。

「そうは言ってもなぁ……」
「……お前の食事はもう作らないわ」
「へァ!?サンジ、そりゃ、なしだぜー!!」
 
 一考する様子も見せないルフィにサンジはルフィにとって死刑に等しい判決を言い渡す。
 ルフィは素っ頓狂な声を上げ、サンジへと抗議する。

「ルフィを強制的に矯正させようとしてるな、卑劣コック」
「黙れ、クソマリモ」

 ゾロとサンジはガンを飛ばし、睨み合う。



「ヤハハ、貴様ら、せっかく拾った命だ。仲間同士、残された時間くらいは仲良くしたらどうだ?」

 そんな和気あいあいと会話をしていたルフィ達を見下ろす形でエネルが突如、大木の幹に現れた。
 
「……ゾロ、サンジ」
「分かってるぜ、船長」
「あの耳朶は任せるぞ、ルフィ」

 船長であるルフィの言わんとすることを即座に理解したゾロとサンジは前方へと走り出す。

「良いのか、ゾロとサンジの2人を見逃して?」
「青海の猿が何匹いようが私には関係のないことだ」

 軽い言葉の応酬をしながらも、ルフィは油断することなく戦闘態勢へと移行する。

「一匹ずつ始末していけばチェックメイト、簡単なお仕事だ」

 エネルは眼下のルフィへと人差し指を向け、身体が僅かに放電する。
 ルフィはエネルが自身を指差すよりも前にその場から足を踏み出し、前方へと駆けだしていた。

 途端、先程までルフィが立っていた大地が消滅し、膨大な雷のエネルギーが神の地(アッパーヤード)を震撼させるのであった。


 その後、ゾロとサンジは空島の深部へと進み、巨大豆蔓(ジャイアントジャック)の上部まで三丈鳥フザに運んでもらう形で一人の神官と対面することになる。
 フザは既にその場から離脱し、神の地(アッパーヤード)へと帰っていった。

 ゾロとサンジを阻むのは生存率0%を誇る"鉄の試練"であり、神官のオームが2人を見下ろしている。
 オームの愛犬であるホーリーも唸り声を上げ、威嚇していた。

「俺があのサングラス野郎を貰うぜ」
「そりゃねェだろ、ゾロ」
「何か文句でも?」
「大アリだ、
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