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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
黄金都市シャンドラ
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 ルフィとゾロ、サンジのペアは神の地(アッパーヤード)の森林の中を突き進む。
 船長であるルフィが先頭に立ち、最後尾のゾロが周囲を警戒しながら進んでいる。
 ルフィとゾロの2人に挟まれているサンジはルフィを不思議そうに見詰め、声を掛けた。

「それにしてもお前らしくなかったな、ルフィ」
「何がだ?」
「お前が船長らしく皆に的確な指示を出したことだよ」
「おお、あれか」

 ルフィは漸く合点がいったとばかりに相槌を打ち、サンジへと振り返る。

「まあ、自分でもらしくないことしたと思ったけどなぁ……」
「……?」
「俺は皆の船長だし、アキトばかりに頼ってばかりいられないと前からずっと思ってたからな」

 あ、勿論、サンジ達も頼りにしてるぞ、とルフィは満面の笑みでサンジに言う。
 少しばかり照れた様子でサンジは頬を掻く。

「まあ、現状、俺らの中で最高戦力はアキトであることは事実だから、ルフィの言い分も理解できるな」

 ゾロが周囲の警戒を怠ることなく、口元に笑みを浮かべながらルフィを見据える。

「これから先、アキト以上の実力を持ち、厄介な能力を持つ敵が現れることを考えたら……」

「俺も、いや、俺達もこのままじゃいけないと思ってな」

 先程までの能天気な様子から一変、ルフィは真剣な表情で右手の掌を強く握りしめる。
 そこには海賊団の船長に相応しい決意を固めた男がいた。
 ゾロとサンジは感心した様にルフィを見詰め、そして嘆息する。

「うちの船長はここぞという時に賢いというか、何と言うか……」
「普段から周囲に配慮した行動をしてくれると助かるんだがな」
「ん?何だって、ゾロ、サンジ?」

 真剣な表情は即座に消え、普段のルフィへと戻る。

「ルフィの頭は猿レベルと言っても過言ではないって言ってたんだよ」
「か、過言ではない……?そりゃどういう意味だ、サンジ?」

 無論、サンジはルフィのことを本心で貶したわけではなかったが、ルフィの能天気な様子に思わず、あ、駄目だ、こりゃ、とため息をつく。

「要するに、頭が悪いってことだよ」
「今のは少し傷ついたわぁ、サンジ」
「事実だからな」
「一応、俺、お前らの船長だぞ?」
「そう思うなら普段のお前の生活態度を見直してくれ」

 サンジの指摘にルフィは心底理解出来ないとばかりに首を傾げる。

「ん?俺何か悪いことしたか、サンジ?」
「……ルフィ、お前の食事の態度はとにかく汚いんだよ」

 ゾロは、ああ、確かに、と納得の様子でルフィを呆れた様子で見る。

「……まさか、お前、自覚ないのか?」
「……?」

 ルフィの自覚無しの様子に唖然としながらもサンジは平静を装い、言葉を続ける。

「ナミさんや、ビビち
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