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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:28 あの日得られなかった答え
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イスター《お母さん》であるシャリオ様を思い出す。
私の刀身を打った刀匠……お父さん? にあたる人はとても気難しくて、
刀身
(
私
)
をマスターに渡すまでかなり手間取っていたらしい。
シグナム様曰く、ベルカ式、ミッド式が中心のミッド人に刀は扱えない。ちゃんと修行もしてない日本人風なミッド人では無理だ、と突っぱねられていたらしい。
……いくら地球出身の人だと説明しても、自分が見てないから知らんわからんの一点張りだったそうですし。
そんな中で、私と主が引き合う切欠になったフェイト様との一騎討ち。
その映像を見て、ようやく
刀身
(
私
)
を仕上げて主に渡してくれたらしい。久しぶりに刀使いを、自分が仕上げて渡す道場の人以外を見たと喜んで。
それをベースに私という人格を作り上げて、主のデータを入力されて初めて完成して、そしてようやく主と出会えた時……あれが私が仕える人だと喜んで、それ以降あまり使われなかったことが悔しいと思っていた。
……まだ調整が足りないという事もあったとは言え、不満しかありませんでした。
魔力還元システムがあるというのに、いきなりはちょっととか、まだ出してない手だっていっぱいあるとまで言われたし。
……実際主の居合抜刀術は、私では現状受け止めきれなくて罅が入ってしまうんですよねぇ……。主が敗けたあの時も、主とユニゾンした時の最後の打ち込みも罅が入って……あれ? 私ってば足ばかり引っ張ってる?
魔力刃を展開してならば、特に問題は無いんですが……それは主には厳しい問題……いや、私とユニゾンすればまだしも。
まだまだ課題しかありませんね。ですがそれはこれから修正していけばいいんですが。
……先に生まれた先輩、マッハキャリバー様やクロスミラージュ様は姉と兄に当たるんですが、AIコンセプトの違いからあまり似ている所も、何もかもが違うんですよね……。
加えてリイン様の蓄積データやモーションを頂いた結果、性格変わったと言われてますがあまり自覚は無いですし。
現状の最優先事項があるとすれば――
「やぁはな君。こんばんは」
「……あ、こんばんは、ドクター」
思わず驚いてしまったけれど、すぐに優しそうに微笑んだと思えば持っていたマグカップを差し出して。
「君が起きているのが見えてね。よかったらと思ってね」
「あ、ありがとうございます。頂きます」
2つの内の1つを頂いて、一口いただけば……あ。ミルクココアだ。
「おや七緒と同じ濃さにしてみたんだが、やはり濃ゆかったかい?」
「い、いえ。美味しいです。ココア……チョコよりかは甘さが柔らかいんですね」
リイン様から聞いていましたが、優しく甘くて美味しいです。
「……流君
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