暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica59其は世界をも凍結させる冬の化身なる者〜RiangScelto〜
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主は主はやて、あなたであり、セインテストではありません。あなたの健康を最優先させていただきます」

医務局でルシル君が語った真実の中に、これまでは歴代のセインテストの記憶は継承してないって話やったけど、実はシリーズが複製したものが記憶として継承されてる、ってものがあった。つまりオーディンさんの記憶もルシル君は持ってるってことになる。それでもアインスは、ルシル君より私を選んだ。

「降ろしてアインス。私、ルシル君とアイリを待たな・・・」

「いいえ、ダメです。今はしっかり眠ってもらいます。大丈夫です。ルシルとアイリが帰ってきたら起こしますので」

「そ、そうだぜ、はやて! あたし達がちゃんと起きて待ってるから、今は休んでくれ!」

「です! はやてちゃん、そんな隈だらけの目でルシル君たちを迎えちゃダメですよ」

そこまで言われたらもう休むしかあらへん。私は抵抗をやめて、大人しくなしく寝室に運ばれようとしたとき、ずっと外を眺めてたザフィーラが「転送魔法だ!」って声を上げた。

「アインス!」

「あ、はい!」

アインスに降ろしてもらって、玄関からやなくて掃き出し窓から素足で外へ出て、転送魔法の証である光の柱へと駆け寄る。アインス達も合流して、光の柱が治まるのを待つ。そんでようやく光が治まると同時・・・私たちは絶望を知った。

「リアンシェルト・・・!?」

「それに、ミミル!」

転移して来たんは右腕と右足を失い、ボロボロになったクロークとロングワンピースの所為で穴だらけな素肌を多く露出したリアンシェルト。そんで、そんなリアンシェルトに肩を貸す、指名手配されてるミミルさんやった。

「まぁここまで損傷してしまいましたが、勝負は私の勝ちということで」

ミミルさんが空いてる左手をこっちに向かって振り上げた。その手から投げ捨てられたんはルシル君のデバイス、「エヴェ・・・ストルム・・・」やった。とは言うても原型を留めへんくらいに損壊してる。それを見て私はその場にへたり込んで、足元に転がってきた“エヴェストルム”に手を伸ばした。

「ルシル君は・・・? アイリは・・・?」

「・・・ふ」

リアンシェルトが鼻で笑った。一瞬にして血の気が引いて、私の目からドッと涙が溢れ出してだしてきた。

「貴様ぁぁぁぁぁぁ!!」「てんめぇぇぇぇぇ!!」

「許さねぇ!」

シグナムとヴィータがデバイスを起動して騎士服に変身すると、アギトも騎士服に変身した。

「許せない・・・! オーディンさんだけじゃなくてルシル君までも、私たちから奪うなんて!」

「このまま帰してなるものか!」

続けてシャマルとザフィーラも変身して、アインスが「待てお前たち! ミミルも居るのだぞ!」警告した。ルシル君は以前
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