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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica59其は世界をも凍結させる冬の化身なる者〜RiangScelto〜
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ルトの攻撃の大半を防いでくれるだろう。

「ティーナ!」

――捻じ伏せる破壊角(ブレイク・スティンガー)――

「ういす!!」

――火葬砲拳(フレイム・カノン)――

両籠手の“シルカルデ”より魔力矢を連射し、カーテンに射ち込んだ鏃を爆破したレンマーツォ。その爆発によってカーテンに穴が開き、そこに通すように炎を纏わせた拳を突き出して火炎砲を放ったティーナ。ティーナの火炎砲がリアンシェルトを直接狙う。


「っ! くっ・・・!」

迫る火炎砲に対して防御ではなく回避行動を取ったリアンシェルト。そこにレンマーツォの鏃弾幕。リアンシェルトはさらに回避行動を取ったが・・・

――疾閃雷翔駆――

目にも映らない超高速移動で接近していたプリメーラの雷撃を纏った右脚による薙ぎ払うような蹴り技、「蹴破斬雷舞!」を、リアンシェルトは「クリュスタッロス・アントス!」と雪の結晶の形をしたシールドで防御。しかしプリメーラが振り払った脚の軌道に沿って雷撃が残り、雷鳴と同時に炸裂してシールドを破砕。

「きゃぅぅ・・・!」

放電する衝撃波にリアンシェルトが体勢を崩し、そんなあの子の背後にクルックスが回り込んだ。

「晶槍・穿突!」

“戊ノ鑓”を床に突き刺し、リアンシェルトの周囲の床から水晶の六角錘柱を8本と突き出させ、あの子を穿とうと迫る。

「ぅく、この程度で・・・! 氷刃舞う砕嵐(テュエッラ・クスィフォス)!」

リアンシェルトの足元より無数の氷の花弁が舞い上がり、その攻撃によって水晶柱が一斉に砕かれる。

「アイリ! ミカエル用意!」

『ヤヴォール!』

――崇め讃えよ汝の其の御名を(コード・ミカエル)――

アイリが操作する蒼翼22枚と、俺の背中に展開されている蒼翼22枚を切り離し、計44枚の蒼翼の先端を花弁に覆われたリアンシェルトへと向けた。

――召喚・雪皇鯨(ペークシス・パライナ)――

「「父上!」」

氷月とクリストに呼ばれると同時、氷で出来た全長500mサイズの鯨が9頭と出現した。5頭が地上に向かって突進し始め、残り4頭がこちらへ向かって大口を開けて突っ込んで来た。

「父上は攻撃に専念を!」

「ここは私と氷月で止めましょう!」

「ああ! アイリ!」

『ジャッジメント!』

最初にアイリの蒼翼から22発の砲撃が発射される。アイリのミカエルは、花弁が薄くなってその体を視認できるようになり始めたリアンシェルトへ真っ直ぐ進む。

――天花護盾(クリュスタッロス・アントス)――

最初の22発はシールドに防がれたが、破砕音と共に氷の破片を散らせた。シールドが薄くなったのを見計らって俺は別角度からミカエル22発を発射。

「ハ
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