暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica59其は世界をも凍結させる冬の化身なる者〜RiangScelto〜
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
せた物を解放するつもりだ。

「(ここまでやるんだ、負けてたまるか!)館に住まうは我が (うち)に在りし神秘の幾多の主。今高らかに告げる。いざ開かれよ、ヴォルグリンド。契約の下、拒みし者を蹂躙せよ、罪ある者を断罪せよ、助け求める者を救済せよ。いざ出でよ英雄の軍勢」

“エヴェストルム”を空に向かってに突き出し、遥か空にアースガルド魔法陣を展開。“エヴェストルム”の先端より放たれる光が魔法陣に当たると、魔法陣を中心に全長数kmの巨大な門扉が描かれる。アレがヴォルグリンド、“ヴァルハラ”の正門だ。

英雄の居館(ヴァルハラ)・・・開錠」

鍵を開けるように回す。音も無くヴォルグリンドが開いていき、膨大な光が溢れ出す。その光はシャワーのように俺たちに降り注いで、視界がサファイアブルーの光に満ちる。

(今の俺ではヴァルハラを維持できるのは精々数分。その間に決める!)

視界が晴れた時、そこはもう俺の世界、創世結界・“英雄の居館ヴァルハラ”。13万平方kmの巨大な一室。英雄全軍を召喚してもまだ余裕があるこの広い世界で、リアンシェルトを迎え撃つ。

――瞬神の飛翔(コード・ヘルモーズ)――

12枚の剣翼と10枚の菱翼を展開。そして、その22枚の蒼翼を背部より切り離し、遠隔操作飛行砲台「コード・ミカエル!」として利用する。

「さらに!」

――瞬神の飛翔(コード・ヘルモーズ)――

「ヘルモーズの同時二重発動・・・!?」

驚きに目を見張るリアンシェルト。空戦形態ヘルモーズの発動中にさらにヘルモーズを発動するなんて、長年存在している俺としても初めての試みだ。俺は『アイリ! ミカエルの操作を任せる!』と頼み、俺は他の魔術のコントロールに注力する。

「さあ! 行こうか!」

背後に控える“異界英雄エインヘリヤル”にチラッと目をやって、そう声を掛ける。

「了解です、父上。ヴァルキリー第2隊アルヴィト隊隊長クルックス・アルヴィト・ヴァルキュリア、いざ参る」

ライオンのたてがみのように逆立っているココアブラウンの髪。切れ長のダークブルーの瞳。黒のハイネックタンクトップ・レザーパンツ・白のロングコート姿。そして右手には槍型神器・“(つちのえ)ノ鑓”を携えた、土石系最強のクルックス。

「よーっし! 決着つけたろうじゃない、リアンシェルト! ヴァルキリー第3隊ヒルド隊長ティーナ・ヒルド・ヴァルキュリア、行くよ!」

足元まで伸びるスカーレット色の髪、アクアブルーの鋭い瞳。前後燕尾な赤色がかったセーラー服。上から制服の黒のロングコート。彼女独自の黒のハーフズボン姿。炎熱系最強のティーナ。

「氷雪系の最強機として、あなたを止めるよ、リアンシェルト。ヴァルキリー第4隊ラーズグリーズ隊長氷
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ