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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica59其は世界をも凍結させる冬の化身なる者〜RiangScelto〜
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してアイツに負けたくない!――
という理由もあるそうだが、ちょっと俺には解からない理由だった。比べる必要も無いとは思うんだがな。
「さて。長話もこれにて終わりにし、あなたと私の最後の戦と参りましょう」
リアンシェルトが立ち上がると同時、ロッキングチェアがガシャン!と大きな音を立てて砕け散った。
「そうだな。もう言葉は要らないか・・・」
――昇華――
魔力炉
(
システム
)
の稼働率を上げて魔術師化し、車椅子から立ち上がる。さらに“エヴェストルム”を起動。そして穂に刻まれたルーンに魔力を流し込むことでルーンを発動して神器化させる。
「車椅子、離れたところに置いてくるね」
「すまん」
アイリが腰から白翼を展開し、折りたたんだ車椅子を手に離れた場所へと飛んだ。こんなことなら車椅子を置いてくれば良かった。
「魔道を交え、数千年に亘るこの戦に決着を」
そんな俺とアイリに攻撃を加えることなく、こちらの準備が終わるまで待っていてくれるリアンシェルトがスッと右手を上げると、ミミルとフラメルとルルスが離れていく。入れ替わるようにアイリが戻り、手を繋いで「ユニゾン・イン」を果たす。
『アイリ。始めから全開で行くぞ』
『ヤヴォール! 深層同調を開始。
神々の宝庫
(
ブレイザブリク
)
より魔力結晶を起動、
魔力炉
(
システム
)
と融合開始・・・、完了。マイスターのリミッターを第二級まで解放。マイスター』
アイリが俺の命と体を支える大事な柱として頑張ってくれるから、俺も無茶を通すことが出来る。
「第二級粛清執行権限、解凍」
51%〜75%の魔力を制限するリミッターを解除。“界律の守護神テスタメント”となってからアレを発動するのは何百年ぶりだろうか。
――
高貴なる堕天翼
(
エラトマ・エギエネス
)
――
こちらが臨戦態勢に入ると、リアンシェルトも背中より20枚の羽を放射状に展開し、魔力量をぐんぐんと上げ始めた。あぁくそ。俺の魔力量と神秘を一瞬で追い抜いて行きやがった。
「(それでも!)我が手に携えしは確かなる幻想。目醒めよ、我が
心
(
うち
)
なる世界が一つ。其は美しき黄金に輝きたる館。五百四十の扉、槍の壁、楯の屋根、鎧に覆われた長椅子、彷徨いたるは狼に鷲」
「その詠唱は・・・。なるほど、1対1では敵わないなら、軍勢を以って私を押し潰そうと言うのですね。ですが、私を追い詰められるほどの英雄は残っていますか?」
残っていようがいまいがリアンシェルトに対抗するにはこれしかない。今日この日、リアンシェルトとの闘いのために取っておいた“ジュエルシード”などのロストロギアや、この3ヵ月の間にトリシュのスキルで貰った魔力を結晶化させた物、なのは達の協力の元に彼女たちから吸収した魔力を結晶化さ
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