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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica58いざ挑まん。最強の堕天使〜Day Before A War〜
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の闘いとなれば・・・リアンシェルト戦後の状況によるが、1週間から1ヵ月が俺の寿命になる」

『3年・・・?』

『半年から1年・・・?』

「たったの・・・1週間から1ヵ月・・・?」

シャルとトリシュとはやてがうわ言のように呟いた。なのは達も「寿命ってそんな・・・」顔を青くしていた。

『待ってルシル! ま、魔力が減るからその、寿命が短くなってるって言うんならトリシュなら!』

『っ! そうか! トリシュのスキルなら・・・!』

『毎日魔力を補給できる』

セレスとルミナとクラリスが期待に満ちた瞳をトリシュに向け、トリシュも『は、はい! 毎日に通います!』と強く頷いた。

「じ、じゃあ! 私たちも協力するよ!」

「うん! ルシル、相手の魔力を吸収する魔法、というか魔術持ってるし!」

「ルシルにはさんざんお世話になってるし! そろそろ借りを返しておかないとね!」

「そうね! さすがに限界まで吸収されたら仕事に支障出るから無理だけど」

「私は技術職だから、限界まででも大丈夫だよ、ルシル君!」

『僕も! 魔力量は少ないけど、少しでも足しにしてもらえるなら!』

『『私たちも!』』

なのは、フェイト、アリシア、アリサ、すずか、ユーノとセレネとエオスが嬉しいことを言ってくれた。さらにシャルが『わたしも! 身も心も捧げるって決めたもん! わたしの全部をあげる!』涙を袖でグイッと拭った。

『私たちも、毎日とはいかないですけど魔力を提供します。ね、みんな?』

アンジェがぐるりと見回し、ルミナとクラリスとセレスに確認すると、彼女たちも『もちろん!』と快諾してくれた。

『ルシリオン君。私も提督職を退いて内勤組になって久しいし、魔力ももう必要ないし、私で良ければ使って』

リンディさんやクロノも『僕のも少しくらいは分けられるぞ』とそう言ってくれる。

「ルシル君。全部とは言えへんけど、私の魔力もあげる。そやから・・・私の前から居らんくならないで・・・」

はやてがベッドの側まで来て、その震える手を俺の手の甲に触れた。

『あー! はやてズルい! 私だって本局医務局(そこ)に居れば、手を触るだけじゃなくて抱きしめるのに!』

『私も、口付けだってします!』

『落ち着きな、2人とも』

モニター画面に顔を寄せて、俺たちにどUP顔を見せるシャルとトリシュの襟首を掴んで引き離すルミナ。俺はそんな彼女たちに、「本当にありがとう。本当に・・・!」ベッドの上だが手を付いて深々と頭を下げた。

「みんなの協力があれば、確かに俺は長生き出来る。ただ、セインテストシリーズにはある機能がある。・・・エグリゴリの全滅がセインテストシリーズの機能停止に直結する、というものだ」
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