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妖婦
第二章
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応えて話した。
「私もです」
「この状況にはですね」
「お心を痛めておられますね」
「お母上と公達のことは」
「やはり」
「ですが」
 それでもとだ、彼は己を必死に抑えて言うのだった。
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