040話 学園祭編 衛宮家族との団欒
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れなかった。
それを遠くで聞いていたネギ達はもう無言で涙を流していた。
そんな時であった。
背後から「ひっそりと聞いていた人達はだれですかね〜?」という魅惑の声量に思わず振り返るネギ達。
そこには士郎達と相手をしているはずのタマモがいた。
「アヤメさん……どうして?」
「身代わりを用意するくらいわたくしには容易いです。それよりなにか言う事があるんじゃないでしょうか……?」
その言葉に五人は素直に謝った。
それからタマモは言う。
「シホ様はいつかあなた方に過去を教えるといいますからわたくしは何も言いませんが、?い摘んだ程度でもシホ様は不幸な道を歩みながらも、それでも幸せを掴もうと努力しています。ですからこの世界に来る前だとか、もとは男性だっただとか、そんな些細な事など気にせずにこれからもシホ様と接してくださるとわたくしめは嬉しく思います……」
タマモはそれを言い切るとまたシホの方を尊い表情で見ながら、
「だって、今この瞬間、シホ様は確かに幸運に恵まれているのですから……」
ネギ達もそれで今一度シホの表情を見る。
今まで見てきたどの表情よりも儚くも、嬉しそうであったから……。
そして場所はまほら武道会へと移っていく。
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