040話 学園祭編 衛宮家族との団欒
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影して次弾を構える。
その、龍宮よりもはるかに早いリロード力に改めて弓に関しては誰も敵わないだろう実力を発揮していた。
見れば各所で粉塵が舞っていておそらく告白生徒達がエリア外に逃げていく光景が見られる。
「(the・仕事人みたいやね)」
「(被害がそんなにない分、龍宮よりはやり手ですね。さすがシホさん)」
「(魔弾の射手の腕の見せ所っすね)」
「(やっぱシホにはどんな事をしても敵いそうにないわね……)」
「(そうですねアスナさん。あ!シホさんがいきなり駆けだしました!)」
見ればまるで無表情のシホがその手に複数の赤い布を持っていた。
そして言霊を呟く……。
『―――私に触れぬ』
と……。
次の瞬間には告白しようとした複数の男子を布がまるで生きているかのように動いて拘束して、ドップラー効果を残しながら瞬動術でエリア外まで連れ去られるというトンデモ光景を目の当たりにして、ネギ達は顔を青くしていた。
「(いまの、なに……?)」
「(おそらくなにかの聖句なのでしょうか……意味はわかりませんでした……)」
「(シホ、平気やろか? なんか体から煙を出しとったよ?)」
「(えっ!?)」
その通り。
シホはマグダラの聖骸布によって手が焼けていたのである。
瞬間再生できるから気にはしていないというのは後のシホ談ではあるが、それでも聖なる物なので邪なるシホにはかなりの激痛が伴うはずなのだが、そこはほら、もう聖なるものによっての激痛に関しての耐性は開発されきってしまっているために『少しヒリヒリする』程度なのである。
その、なんでも使用するシホにアスナはある意味で悲しんでいた。
「(やっぱりシホ……どこか壊れちゃっているのかな……あんなものを普通に使っちゃうあたり……)」
「「「「…………」」」」
ネギ達はアスナのその言葉になにも反応できずにいた。
同じ気持であったから。
それからシホの仕事も終わり、後は短い時間を切嗣達と過ごそうと色々な場所を案内している光景が見られた。
タマモはそれをとても慈しみのこもった表情で見守っていて、士郎やイリヤもいろんなアトラクションを体験していてとても楽しそうである。
今は二人でアイスを食べているところだ。
シホも一息ついたのか切嗣とアイリが座るテーブルの椅子に腰を掛ける。
「お疲れ様、シホさん。おかげで二人ともとても楽しそうだったよ」
「ええ。ありがとね。シホさん」
「はい。それを聞けて安心しました」
シホも笑みを浮かべていたが、アイリが飲んでいた飲み物をテーブルに置いてカランと氷の音を響かせながらも、真面目な顔になってシホを見つめる。
見れば切嗣もシホの事をじっと見
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