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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:25 心を理解する時間が欲しい
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ー? 三月姉、行こっか?」
「おう。ちび共それじゃーな、大きい方のギンガとスバルもまたな!」
パタパタと手を振ってる間に、ウェンディ達に連行されるのはなんというか慣れないなーと。
……あまり踏み込んだこと聞いたらまずいかな?
今の所話題にすら上がってない、零番の事を。
――side花霞――
親戚が多い、というのは初めて見る。
主達のご友人達にはそれなりに居るらしいけれど、主には親戚が全く居ない、会ったことも無いと以前聞いた覚えがあった。
不思議な家系ではあるものの、幸い周囲に恵まれたから特に問題はないとも言っていた。
だからこそ。
「す、凄いですね。親戚が多いって」
純粋に驚くのみだ。
――――
事の発端は、中島家に着いたと同時に、待ち構えていた七に捕まったこと。
主や中島家の皆さん、いってらっしゃいと送り出してくれたんですが、ギンガ様の事を気にかけていたので、その行末が気になるところです。
……そもそも私が居ないタイミングで何かあった様ですが、わからないですし……。
そこでスカリエッティ……いえ、ジェイル様、クイント様の幼少期であろう写真の中にもう二人、金髪と緑髪の……カリム様とヴェロッサ様が写っているのが気になってつい話を聞いてしまった。
そして分かったのが、そのお二人も従兄弟になるらしく。世間って本当に狭いんだなと痛感させられております。
そしてよくよく話を聞いてみれば、そちらの方に残りのナンバーズの皆さんがいるらしい。セイン様と双子と言われるオットー様、ディード様が。
しかし、ここでも妙なのが……スカリエッティ家のお母さんはどうやら違う人らしい。
具体的には、ゆりかごで主が倒したあの方。ライザ・ジャイブではなく違う方とのこと。もう少し話を聞いてみようと思ったのですが、七の手前に、そのお姉さん達の出現でなかなか話を振る機会がない。
存在は知っていましたが2番目のナンバーズの存在も確認できました。
資格研修及び資格検定試験の為に家を離れているらしいのでまだ直接は会えてはおりませんけど。
これでナンバーズの皆様が居るということは分かったのですが……それでもまだ確認できて居ないのが一人。
そして、それは……主たちも同義。
それらしき人も、そのような話も聞かない以上、やはり居ないと考えるのが正しいのか。
うむむ……思考が回り始めてくるので、この思考はここまでですね。
それに――
「……オットーとディードとは会ったらよく遊ぶ」
「わ、仲が良さそう」
アルバムに入ってる写真を見せてもらうと、七達が楽しそうにしているのがよく分かる。
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