暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:25 心を理解する時間が欲しい
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てなんでしょうかと声を掛ける前に。
 
「あーしぃ姉とみつ姉だー! 受験落ちたのー?」

「まだ落ちてないわ!」

 それに合わせて2階に居た小さいスバルたちも合流して、一気に騒がしくなる。
 
 軽く蚊帳の外の俺を除いて、皆それぞれ会話が盛り上がってる。
 その中で話を聞いていると、何でも一番上がエルトリアの親戚の元に行ってて近いうちに戻ってくるらしいのと、セインがまたいたずらして怒られてるっていうのを引き出した。
 
 チラホラと聞こえてなんとなく予想がついたのが、第4のブレイブデュエルの出来るショップを目指しているらしいが、四菜が受験前だということもあって下地形成に留めてるっぽい。
 それに合わせて新しい属性であるラボラトリーの他のプレイヤーへの開放、それに伴う調整等など色々することがあるらしい。
 しかも、少し前になんかシステム追加したせいで、最近プレイヤー間がどうも妙な感じらしい。
 
 ……あ、だから流がここに居たのかな。なんで流がスカリエッティと一緒に居るのか分からなかったが、そういうことなら合点がいくし、ここからなら各ショップを帰りながら見て回れるし。

 ただそうなると、隣の地下にあるジェネレーターで不思議なのが、なんでT&Hには誰も来なかったんだ? 
 正直色々聞きたいが、ここじゃだめだ。色々気になる点が出てきたけど、聞けないのはしんどいなー。
 
「ありがとね、七と仲良く出来る子って割と珍しいから」 

 意識を思考に向けていたせいで、クアットロ……もとい、四菜さんが隣に座ってた。
 軽く咳払いを一つ挟んで、

「こちらこそ、割と空回りする妹なので、仲良くなれたのは大きいなと」

「……本当だったわ。年の割に丁寧な子。ウェンディちゃんにも見習ってほしいわー」

 疲れたように笑ってる辺り、昔なんかやったんだろうな。
 まだあってないスカリエッティ家の二人はわからんが、この二人も昔からの付き合いなのか、凄く可愛がってるのがよく分かる。
 これで海鳴に居ない三人も――あれ?
 
「……あの」

「ん? 何かしらー? 私で良ければ応えるわー!」

 テンション高いな。いやそれよりも、
 
「響ぃー! お風呂一緒に入るッスー!」

「ぐはぁ!?」

 後ろから勢いよく激突されて言葉が出なかった。誰よ? と思って振り返れば、ウェンディが腰回りに抱きついてるし。

「うぇ、ウェンディ、ゆっくり行こうよ。お母さーん、先入るねー」

「はーい! ウェンディー? ちゃんと入りなさいよー?」

「はいッスー!」

 あれよあれよと言う間に話が進んでいくので、とりあえず。
 
「ま、また今度聞きますね?」

「はーい。ウェンディちゃん肩まで浸かるのよ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ