第十六章
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は。
太陽のカードだった、速水がこのカードを動かすと彼の身体から黄金の光が場に放たれた。その光を浴びると。
苦悶と悲しみの声をあげ涙を流しつつ速水達に迫ってきていた骸達が動きを止めた。そうして腐り朽ち果てていた筈の身体が生きていた時の様に美しい姿となり。
笑みを浮かべた顔で皆その場に横たわった。速水はその美女達の様子を見て司祭に話した。
「命は救えないですが魂と身体を浄化しました」
「そうですか」
「はい」
実際にと言うのだった。
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