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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。中編
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とすっ飛んでいくなり、そこにあった空の木箱にガシャーン!!と、コメディ映画の様に突っ込んでいく。
「おぉー!!」
「アハハハハッ、こりゃ傑作だね!!」
「「「「………」」」
その様子を見ていたシャーリーが感嘆の声を上げ、ハルトマンが腹を抱えて笑う中、他のメンバーは呆然としていた。
んで、俺はその様子を見て、我ながら、とんでもないことをしてしまった事を、今更ながら悟った俺は、直ぐに壊れた木箱の上で呆然としているバルクホルンに話しかける。
「おっ、おい!大丈夫か!?」
「あっ……、あぁ……。流石は元コマンド部隊だな……」
何処か呆然としつつ、ばつが悪そうに答えるバルクホルン。そんなバルクホルンに対し、俺は口調を強めながら、こう言い放つ。
「お、お前、頭に来たからって、いきなり殴りかかってくるなよ!?俺が元コマンドの人間だから、良かったような物の、並の人間がお前にパンチされたら、顔面吹っ飛んで、即死するレベルだぞ!!次から、気をつけろ!!」
「あっ……、あぁ……。すまなかった……」
そう言って壊れた木箱のクズを払うバルクホルンを見ながら、俺は「ギッ!」という音が聞こえかねない勢いで、シャーリーの方を向くと、こう言い放つ。
「お前も、むやみやたらに人を茶化すんじゃねぇぇぇーっ!!」
「えっ、あたしも?」
「たりめぇだああーっ!次から気をつけろってんでぇい!!バーローがぁっ!!!」
俺の指摘に対し、あっけにとられたような表情のシャーリーに対し、俺は彼女に一発派手に雷を落としながら、席に座る。
そうして、机の上に置いてあったミリタリーマグを再び手に取り、再び紅茶を喉へと流し込んでいく……。
「ぬっる……」
んで、さっきのドッタンバッタン大騒ぎの最中に、すっかり温くなった紅茶が喉に流れる感覚を感じると同時に折角の温かい物を逃した事に、苦虫を潰した様な表情になる俺。
そんな俺を表情に気付いたリーネが、こう話しかけてくる。
「あの……。温かい紅茶を入れましょうか?」
「まだ、あるの?」
「えぇ」
「じゃあ、頼む」
リーネに、ミリタリーマグを渡し、新しい紅茶が来るのを待っていると、今度はハルトマンが「ニカーッ!」と実に楽しそうな笑みを浮かべながら、紅茶の入ったティーカップを片手に、俺の元にやってくる。
「いやぁ〜……。君、強いねぇ〜……。やっぱりコマンドって、殴り合い強いの?」
「まぁな……格闘戦訓練は、事あるたびにやっていたし、ネウロイによじ登って爆弾仕掛ける……なんて訓練も日常だったぜ」
「うわぁ〜、厳し〜……。私だったら、絶対、翌日の朝、起きられないよ……」
俺の語るコマンド時代の経験を、苦虫を?み潰した様な表情で聞きつつ、紅茶を啜るハルトマンに対し、俺はサラッと残酷な事実を告げる。
「因みに、睡眠時間は1
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