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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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とりあえず宜しく」
「うん♪」
そう言って上機嫌で、席へと戻っていくルッキーニ。そんな彼女の後姿を見ながら、「ふぅ……」と短く溜息を付く。
まさに、その時だった。
「よっ、新入り♪」
「!!」
と、短いながらも、それは確かに、リベリアン人なら、確実に聞き覚えのあるリベリオン訛り(※西部)の英語だ。
先程まで、扶桑に始まり、ブリタニア、スオムス、オラーシャ、カールスラント、ロマーニャ訛りの英語を聞いていたから、尚更、分かる。
やはり、多国籍な面々の集まりの中で、同郷の奴が居ると、少なからず妙な安心感を覚えつつ、声を掛けられた方に振り替える。
そこに居たのは、俺と同じ陸軍航空隊のウィッチ用戦闘服(※と言っても、俺のは殆ど”オーダーメイド”に近いが……)に身を包んだ、ウィッチの姿が、そこにあった。
「……うぉ」
多種多様な国籍のサラダボール状態の
ココ
(
501
)
で、同じ
国
(
リベリオン
)
出身の彼女を見た上での、第1印象だが……。
とりあえず、胸デケェなぁ、オイ……。ウチの原隊の姉御方よりも、デカいんじゃ……。まぁ、別に興味は無いけどさぁ……。
と言った感じで、異性に関して、基本的に興味のない俺であっても、思わず食い入る様なナイスボディの彼女は、俺に対して、ニカッ!と笑いながら、こう言い放つ。
「私は、シャーロット・E・イェーガー。階級は大尉。シャーリーって、呼んでくれ!」
「おぅ」
そう言って、手を差し出す彼女に対して、俺も無言の催促される形で、彼女を握手した瞬間だった。
彼女の目が、まるで電球に通電するかの様にキラリ!と光り輝くなり、握手した手を引っ張り、俺の体全体をグイッ!と引き寄せながら、俺が反応するよりも先に、こう言い放つ。
「倉庫にモスボール状態で、置いてあるストライカー、お前の?」
「あぁ……そうd……「使わせてくれよ!!」へっ?」
「お前の新型ストライカー、ちょっとで良いから使わせてくれよ!!」
「いや、あれは多少なりとも訓練が必要な品物だ……」
「大丈夫、大丈夫!!だてに空飛んでいる訳じゃないから!!なっ、なっ、なっ!?」
「『なっ!』と、言われても……」
人が完全に言い切る前に、話に割り込み、無理やりにでも、己のペースに持っていこうとするシャーリーに対して、俺は必死に抵抗する。
が、しかし、もう完全に彼女のペースに俺は飲み込まれ、まるでスタックした戦車やジープの様に抜け出せなくなっていた。
「まぁまぁまぁ、細かいことは気にすんな!!」
「いや、『気にすんな』っていう問題では無いt……」
「あー、もう!始末書でも、何でも書くから、とりあえず使わせてくれよ!!なっ、なっ、なっ、な〜〜〜〜〜っ!!」
「近い、近い、顔が近い!!お前、西部の出身か!?」
「そうだよ!!アンタ、東部
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