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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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。
もう咄嗟に、我ながらヤバい事をしでかした事に気づいた俺はすぐに謝罪する。
「す、スイマセン!!コマンド時代の癖で、後ろからの襲撃には全力で反撃しちゃう物で……」
「お、恐ろしい癖が付くんだな……、コマンド部隊って……」
「き……気を付けなさい!!」
そう俺が釈明すると、少佐とミーナ中佐が唖然としながらも、説教をくらわす。いやぁ……本当に反省だわ。
しかし、今のは何だ?一瞬、自分の体から、意識が抜けた様な気さえしたぞ……。目の前が、真っ赤になったし……。
そんな訳の分からない己の変化だが、そんな中でも、唯一、ハッキリと分かる事がある……。モニスの野郎……俺に何かしらヤバい物を付けやがったな……。
絶対に普通の生活するなら、いらないオプション機能付けやがって、このヤローッ!!
とりあえず、モニスに対する殺意にも近い怒りを胸の内で感じながら、俺は改めて、目の前に居たバルクホルンに視線をやる。
そこに居た彼女は、他の面々に比べると、少なからず冷静な表情こそしいているが、やはり少なからず青ざめ、ジリジリと後ろに引きつつ、こう言い放つ。
「あ〜……前言撤回する。戦闘経験はあるみたいだな……。かなり手馴れているみたいだが……何処に居たんだ?」
「第1特殊任務旅団……通称、悪魔の旅団さ」
「悪魔の旅団……」
そう俺が軽く悪魔の旅団に居た事を伝えると、バルクホルンは、ふと宙を見上げ、数秒考えた後、何かを思い出したのか、ハッ!としたような表情で俺に視線を向けると、こう言い放つ。
「お前の言う悪魔の旅団っていうのは……去年のロマーニャにおける”ラ・ディフェンサ山岳要塞攻略戦”で、活躍した特殊コマンド部隊の事か?」
その問いかけに対して、俺が短く「そ!」と答えると、バルクホルンは「おぉ……」と後ずさりしながら、俺を指さしつつ、こう言い放つ。
「元コマンド隊員だったのか……」
「まぁな……と言っても、航空歩兵としては、お前より後輩だよ。ま、お手柔らかに頼むよ」
「……あぁ」
そう言って軽く流すように挨拶する俺に対して、言う文句&小言も尽きたのか、短くぶっきらぼうに答えるバルクホルン。
うん、正直に言わせてもらうと……。コイツ、めんどくさいタイプだ……。
とまぁ、胸の内で、これからの生活等に少なからず不安を感じつつ、頭をポリポリと掻きながら、俺は、とりあえず目の前に居るバルクホルンに対して、さっきから感じていた事を聞いてみる。
「んで、バルクホルン。さっきから、俺に視線向けているのは?」
「……お前がさっき投げ飛ばした奴だよ」
「あぁ〜……」
そう呆れを隠さない様子で、深く溜息を付きながら、そういうのを聞き、俺は言葉にならない声で後ろを振り向ると、そこにはガタガタを震えながら、机の後ろに隠れているツインテールの幼い
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