スーパーロボット大戦OGs
0012話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンク上の人物だと思う。
好んで会いたいとは思わないが、少しでも実力を伸ばす必要のある俺としてはちょっと残念かもしれない。
「さて、例によってアクセル前に出ろ」
「了解」
やっぱり俺が最初なのか。
格闘技自体は幼年学校で習っただけだが、運動神経抜群のアクセルの身体+格闘134は伊達じゃない。
インファイトがあればもっと安心出来たんだろうが、PPは地形適応の空をSにする為に貯金中だ。
「準備はいいな? どちらかが有効打を一撃当てた時点で終了とする」
「分かりました」
頷き、教官と数歩分の距離を取る。
取りあえず、教官相手にどこまで出来るか。本気でやってみよう。
グローブで覆われた拳を軽く握るようにして、顔の前で構える。
「バリソン、合図をしろ」
「始めっ」
教官がバリソンに促し、戦闘が開始される。
まずは挨拶の一撃をっ!
開始の合図と共に全力で教官の前まで移動。距離を離す為に放たれた教官のジャブを回避しつつ、教官の右横へと移動し、そのまま足を掬い上げるように蹴り上げる!
「っと、やるな」
さすがにパイロットコースの教官だけあり、俺の蹴りはあっさりと回避された。
教官と距離を取り、改めて向き合う。
「さすが主席だな。今の回避から蹴りに繋げる動きはさすがだ」
「いえいえ。教官こそ、その攻撃をあっさりと避けるとはさすがです」
「ふん、それこそ伊達に教官をやってる訳ではないんでな。じゃあ、次は俺から行かせて貰うぞ!」
素早く間合いの中に入ってきた教官が左手で俺の顔、というよりも目に向けて掌底を放つ。
ちぃっ、これは攻撃というよりもこちらの視線を隠す目的か!
「加速!」
教官に聞かれないよう、小声で精神コマンドを唱える。
いつもより数段素早くなった動きで、教官から放たれた掌底を回避しそのまま腕を絡め取……れない!
加速によって素早さを増した俺の動きだが、教官は早いというよりも巧いとしか言えない動きで俺に絡め取られる寸前だった左手を引き戻す。
加速を使っても追いつけない、か。……いや、違うな。単純に俺の動作に無駄が多いだけか。
例えば教官が1つの動作で目的に辿り着いているのに対し、俺は2つも3つもの動作でようやく目的に辿り着く。そんな状態なら素早さが高くても結局は1つの動作で済む教官の方が最終的には素早く行動が終わる訳だ。
「お前、本当に1年か? 何だ、今の速度は?」
「そういう教官だってその速度での攻撃をあっさりと回避してるじゃないですか」
「それはお前、いくら何でも入学したばかりのヒヨ子に教官の俺が負ける訳にはいかないだろう。……もっとも、ヒヨ子はヒヨ子でもお前は鷹のヒヨ子のようだが」
「ありがとうございます。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ