暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
終結〜
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世界に帰ろうとしていた。

「シィ、クレスたちにもよろしく。…撫子やソフィアにも…ありがとうって」
「うん、わかったよ亮。咲も…また会おうね!」
『みなさま、ありがとうございました!また会いましょう!』

キリエが言うと同時にシィが空間を開き、その中へ飛び込む。

「…咲」
「…なんだ?」
「いや……恋を…愛依を守れ。それだけだ」
「当たり前だ」

剛鬼がそういい残して飛び込む。それを見て知也はやれやれと肩を竦める。

「最後までまぁあいつは…ま、こっちもかなり狙い撃たせてもらった。報酬はこの祭りの参加権利ってことで満足させてもらうぜ。じゃあなお二人さん。あんたらを狙い打つことにならなくてよかったぜ」
「物騒なことを…」

知也が去れば今度は大所帯のリョウコウ組だ。

「おい少年…いや、亮」
「…なんだよ、改まって」
「…楽しかったぜ。こんな機会、そうそうねえと思うが…あと春鈴にも伝えといてくれや。…次会えたら俺の本気でやってやるってな」
「大分春鈴のこと気に入ってるのな。…ああ、そっちの兄貴や直葉にもよろしくな」
「おう。咲も亮にくらべりゃ接点は少なかったけど…そいつのこと、頼むぜ?」
『リョウコウさん…』
「ああ、こいつはもう家族だからな…とっておきのプレゼントもやる予定なんだ」
「そうかい。んじゃ、俺は一足お先に帰るとするかな!あばよ世界の旅行者さん!」

リョウコウはそういって空間へと飛びこんでいった。次は美幸だ。

「えっとね…亮」
「お、おう」
「そっちのわたしを助けてくれて、ありがとう」
「…それは」
「咲も、頑張ってね…あはは、お別れの言葉って難しいね…」
「そうだな…そっちもリョウコウとうまくいくといいな」
「うん、頑張る。…じゃあね、二人とも」

美幸も行き…次はレコンだ。

「レコンもありがとう。サチやなのはを助けられたのもお前のお陰だ」
「い、いえ、そんな!どれだけ戦力になれたかは…」
「なったぜ。あんなすげー魔法も使えるんだしな。直葉ちゃんも今のお前なら惚れ直すぜきっと」
「咲さん…あはは、気休めでしょうけどありがとうございます。…それじゃ、またいつか!」

レコンが飛び出すと入れ替わりで闇風が前に出た。

「亮にたいしては…まぁ、頑張れとしか」
「はは…あんまし接点なかったしね…」
「咲は…ちょっと耳を貸しなさい」
「ん?」
「ーーーーーーー」
「ーーーえっ?それは」

闇風が離れるとくすりと笑う。

「それ、私の本名だから。多分機会もないでしょうし、今のうちにね。…結構楽しかったわ」
「ああ、俺ももしGGOをやることがあったら闇風みたいなステータスにしてみようかな」
「ええ、やってみなさい。あとその上でゼクシード
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