終結〜
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かしかたもまるで二人で操作してるかのようだ。
「「でりゃぁぁ!!」」
「ぐぅ!?」
瞬動で距離を詰め、握りしめたダークリパルサーを連続で振り続ける。
『いけるッス!!そのまま押しきって…!』
「させるかぁぁぁっ!!」
「「うぉ!?」」
苦し紛れにシンが力を解放して衝撃波で俺たちを遠ざける。そしてシンは空高く舞い上がる。
「直接痛め付けて殺してやろうかと思ったが…それはやめだ…世界ごとぶっ壊してやる!!」
そういうとシンは片手を天にかざすと巨大な光の玉を作り出していく。
「「やろう…させるかよ!!はぁぁぁぁぁっ!!」」
力を籠め、解放すると左の背には気で作られた白い翼が、右の背には闇で作られた黒い翼が。
「「うおおおおお!!!」」
翼を羽ばたかせ、俺たちはシンに近づくが…
「ふんっ!!」
「「ぐっ…!うぁぁぁ!?」」
片手で弾かれ、地面に叩き落とされる。そうこうしてる内にシンは見えなくなりそうなほど高笑いをしながら上昇していく。
「「くそ、もう一度…!」」
「待てや少年ども!美幸ぃ!」
「うん!延びて!!」
飛んできたリョウコウと美幸が近くに来て、美幸が地面に手をつくと巨大な岩が天へと伸びていく。
「そんじゃ、任せたぜ旦那!」
「…わかってる。…咲、亮…乗れ」
「「えっ?うぉわ!?」」
剛鬼に持ち上げられられたかと思うと方天画戟の上にのせられ…
「「おい、まさか!」」
「ーーーー飛べ」
剛鬼は思いきり振りきり…俺たちを上に打ち出した。
「「うぉぉぉぉっ!?!?」」
「呆けてる場合じゃねえぞ少年どもが!」
勢いが僅かに緩まった瞬間、岩を駆け上がっていたリョウコウが飛び出してきて足が光り出す。
「しっかり反発させろよ?じゃねえとここで割れるぜ!」
「「上、等!!」」
リョウコウが下からヤクザキックしてくるのと同時に俺たちも両足に気と闇を籠めて突き出した。
「いけやっ!!」
激しい衝突音と共に俺たちはさらに加速する。体にかかるGが肉体を軋ませていくが、そこは咲が闇で補強してくれている。
「亮、咲ーー!!」
そんなとてつもないスピードについてきてくれたのはシィだ。岩を上りきり、俺達の前に飛び出た。思えば…彼女には初めて助けてもらい、そして長い付き合いとなった…恐らく、この戦いが終われば…彼女たちとはあえなくなる…そのことを噛み締め、目の前の少女を俺たちは見つめる。
「…いくよっ!」
「「…頼む!」」
シィが両手を重ねて俺たちの足の裏をのせる。そして俺たちも両足を曲げ…同時に力を解放した。
「とん、でっけーーーーーっ!!」
「「届く…これならっ!!」」
「いー
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