暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
終結〜
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ーーー俺たちは目の前のシンへと迫る。長きに渡るこの戦いにケリをつけるため。

「シィィィン!!」

咲が両手に握りしめた鎌を振りきるが、シンはそれを受け流して光線を打ち込む。

「がはっ!?…ってうぉ!?」
「おおぉらっ!!」
「チッ…!」

そんな吹き飛ばされた咲を踏み台にして俺は勢いをつけてシンに回し蹴りを放ち、シンを吹き飛ばす。

「入った…!」
「テメェ!人を踏み台にすんじゃねえよ!!」
「緊急時なんだから許して!」

「きさ、まらぁ!!」

シンが震え、手をかざしたかと思うと空に大量の光が現れ、俺たちを囲むように光弾を放ってくる。

「や、べぇ!」

俺と咲は背中合わせになるようにしてお互いに武器を振るい、光弾を弾き飛ばしていく。しかし光の雨は一向に止む気配はない。俺と咲は息が切れそうになるほどの長い間、体を動かし、すべてを弾き飛ばす。

「はぁ………どうしたシン、もう終わりかよ」
『…っ、違うッス咲さん!上空に更なる熱源が!!』
「なんだと!?」

「(ニヤッ)」

シンが笑うと上空にはいくつかの光が…!俺は咄嗟に気を籠める。

「咲!!」
「わかってる!ダークバリアっ!」
「おおおおお!!」

咲は闇を、俺は気を辺りに張り巡らせ、障壁を張る。……直後だ。今度は球ではく…光線が俺たちを襲った。

パリィィン…!


「「うぁぁぁぁぁぁっ!!?」」

…容易く、障壁は貫かれ、俺たちは光に飲み込まれて大きく吹き飛ぶ。同じように手放し、飛んだ武器が後ろで大きく物音を立てる。


「ぐ、ぅぅ…」
「小物のくせして…まだ、これほどの力を…」
『咲さん!亮さん!』

「こっちも驚いたよ。…平行世界の君たちはこれで戦闘不能になったってのにさぁ…全然、目が死んでないよ…ムカつくねぇ」

シンの言葉に俺たちは反応し、なんとか起き上がる。

「あっ、たりまえだ…」
「この程度でやられてちゃ、世界旅行なんざできるわけねぇだろ…」

「強がりを…だけど、これで終わりだ…死ねぇぇ!!」
「「っ!!」」

シンの手から直接光線が放たれる。…まだ、終われない…!そう思ったときだった。

「させる、かぁぁぁぁ!!!」

……目の前を、黒い疾風が吹き抜けた。…キリトだ。彼は光線に向かって全力のヴォーパル・ストライクを放ったのだ。

「バカな…!たかが一つの外史の中だけの存在が…!!」
「舐めるな!!俺の弟を…アスナの妹を…家族を…やらせるかぁぁぁぁ!!!」

一瞬、キリトの瞳が金色に光る。その瞬間、押されかけていた剣先が力を増し……エリュシデータを砕け散らせながらも光線を相殺した。


「な…!だが、一人増えた程度で…!」
「「一人じゃ
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