暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第12話『永遠の輝き』
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-KAMEN RIDER WIZARD-】
晴人は自身の無力さに涙を流す。しかし、それは強い眩きと共に一つのウィザードリングとなる。
「これは!?」
晴人はウィザードリングを拾い上げる。すると、ただのベルト飾りになっていたウィザードライバーとしての力を取り戻す。
「俺の魔法は、まだ終わらない!」
晴人は立ち上がり、そのリングを着け、ウィザードライバーを起動させる。
“シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!”
晴人はそのリングを読み込ませる。
“イィィィンフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー!ボーザバビュードゴーン!”
晴人の身体は金剛石の輝きに包まれ、竜が舞うとその結晶は砕け散り、仮面ライダーウィザード インフィニティースタイルに変身し、アックスカリバーを握る。
「さあ、ショータイムだ!」
ウィザードは走る。
「実に素晴らしい!」
レギオンはウィザードに光弾を放つが、ウィザードはものともせずレギオンに近づき、アックスカリバーでレギオンを切り裂く。
「雅が教えてくれた!魔法使いに必要なものは、強い魔法じゃない!人を思う気持ち!俺達が、最後の希望だ!」
ウィザードは今までの反撃と言わんばかりにレギオンを斬る。
「フィナーレだ!」
“ターンオン!”
ウィザードはアックスカリバーを握る方向を変え、ソードモードからアックスモードに切り替え、インフィニティーウィザードリングを一回読み込ませる。
“ハイタッチ!シャイニングストライク!キラキラ〜!”
インフィニティーウィザードリングを読み込んだアックスカリバーは巨大化し、ウィザードはそれを振り上げて叩き落とす必殺技、ドラゴンシャイニングを放ち、レギオンはその攻撃を直撃で受ける。
「エキ…サイ…ティング…」
レギオンはは最後までその口癖を言いながら爆発した。
「これは、厄介なことになったな…」
その様子を見て、ワイズマンは呟く。
「あの指輪は、この世界に必要なものなので、諦めて下さい。」
ディロードはワイズマンに言う。
「つまり、お前の掌の上で踊らされていたのか…」
“テレポート!ナウ…”
ワイズマンはテレポートを使って戦線離脱した。
「これで、この世界も無事だ。」
雅は変身を解除してウィザードのところに向かう。
「晴人さん!」
「雅、ありがとう。」
ウィザードも変身を解除し、コヨミに近づき、コヨミの右手のリングをベルトに読み込ませる。
“プリーズ!プリーズ!”
晴人は自身の魔力をコヨミに与え、コヨミは再び動き出す。
「晴人!?私…」
「ああ、安心しろ。俺がいつでも傍にいてやる。」
晴人はコヨミを抱きしめながら言う。
「それでは、僕はこの辺で去らせていただきます。」
「もう行くのか?」
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