暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:20 帰還日程決定
[9/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
界の震離達はどこかで帰るために色々しているかも知れへんのに、サトがもし居たら、なにか変わっていたかも知れへんのに!」
「……じゃあサトが介入して変わった場合、ここに居るはやてさん達はどこから来るんですか?」
「そ、それは!」
……そうなってしまうんですよ。そうならなった世界もあるかも知れない。でも、それがこの世界に繋がる保証もない。
「……途中まで極めて酷似して、そちらの世界の私達がゆりかご事変の後も旅に出ず、六課に残っていたら。今頃呼び出されることなんてなかったと思いますよ?
限りなく似たタイミングで花霞というデバイスを頂いて、響が小さな女の子になったタイミングも酷似したのは、おそらくあなた達の世界だけなんですよ」
……花霞、いや、あの白い刀には最低でも3つの名前の分岐点がある。一つは今も名付けられている
花霞
(
はながすみ
)
、そして、私の世界では
花卯月
(
はなうづき
)
という名前、最後の一つは分からないけれど。この何方でも無いというのを言っていたのを覚えている。
そして、何よりも。
私達の世界ではゆりかごの雷を止めたのも違うということだ。
「少なからずサトはいろんな世界に影響を与えています。少なくとも私達の世界ではアンノウンとして現れてましたからね」
……私達の世界に来た時、どれほどあの人が苦しんだのか分からない。皆が生き残れるように、そのために
此方
(
こなた
)
は来たんだって言ってたしね。
「……待ってや。それじゃあサトは、これから大変な道に行くことになるん?」
「えぇ。極めて困難な道をサトは辿ることになります」
「知ってるなら、違う道が!」
「……完全なアンノウンが、情報を持ってきたとして……信じられますか? 陳述会の日に、機動六課は襲われ、地上本部は事実上の敗北するなんて。
比較的寛容なヴァレンさんも、キュオンさんですら。正体不明のアンノウンとして一度は突き放そうとしたのに。
どうやっても、サトは平行世界に降りた時点で険しい道を歩むんですよ」
しかも、どうやら未来のサトは六課が襲われなかった場合も見ていたらしいしね。
加えて、ヒタチサトというオンリーワンが自然発生するかと言われれば……正直難しい。緋凰響という器を、天雅奏という生体データを用いてレリックで再構築したから生まれた……どこにも居ない人物だというのに。
幸か不幸か、レリックが完全に適応した結果……どのレリックウェポンよりも安定し、王族が目指したであろうポテンシャルを発揮出来る様になる。
古代ベルカ時代の人の血を色濃く継いでるとはいえ、どの王よりも安定しているのは皮肉にも程がある。
ふと、シミュレーターが試合終了のブザーを鳴らしているのが聞こえて。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ