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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:20 帰還日程決定
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て出てきたその後の事を思う。
多分、奏や震離は大丈夫というか。そこまで怒らないだろうけど。はなはなぁ……。いや多分怒らない。よくよく考えたら、融合騎になってからは、俺よりフェイトに着いてたし。多分平気。うん。
「きっと、はなが怒ってると思うよ? あの子、響と一緒に居たいけど。私のほうが忙しいからって手伝ってくれてたし」
「……嘘ーん」
フェイトのぶっちゃけ話を聞いて、コレまでのはなの行動を思い返すけれど……そんな素振り見せてなかったけどなぁ。
「花霞は……まだまだこれからだからね。リィン程人の心に触れてないから、だから一緒に居たいって言ってたよ」
「なるほど」
……いろいろ一緒に居て、なんだかんだで頼るのも割とあとの方だったし。
まだインテリジェンスデバイスの時は、綺麗で好きな刀身だった。だけど、どうしても現代で作られた以上脆くて扱いは難しい。
人格としては他のデバイスの子達と違って変な所でボケたりいろいろしてたしなー。
思えば、あんまり交流してなかったよなぁ……はなはあんなに健気に手を貸してくれてたのに。
それに対して俺は、初めて出会った時も使い慣れてないからって使用しなかったし、主としては最悪なわけで。
そうすると……悪いことしたなぁ。合流した時にそれとなく謝ろう。
しかも……花霞と一緒にいるようになってから。俺実を言うと勝ったこと無いんだよなぁ。
初めてユニゾンした時はぬか喜びだったし……、デバイスとして受け取ってからも勝った事……無いなぁ。模擬戦以外は……。
我ながら最悪だなと思うほどのクソ主具合で辛いわぁ。
「そんな事無いよ」
……うん?
「あの……どの辺りから心の声漏れてました?」
「フフ、漏れては無かったけど。それでもはなの話の後だもん。わかりやすく顔に出てたよ」
……うーん。あんまり顔に出さない方だと思ってたんだけどなぁ。ま、いいか。
「さ、行こっか響?」
「あいよ……って、どうしたのこの手?」
自然と差し伸ばされたフェイトの手。コレは……まさか?
「へ? 響って海鳴の町はあまり馴れてないでしょう? はぐれて迷子ーって事になったら嫌だしね」
……正直恥ずかしいからヤダって言おうと思ってたけど。フェイトの顔が保護者の顔になってるのを見て断念。
意識してたのは俺だけみたいで、なんか恥ずかしいような……変な気分だ。
「そしたら、案内お願いします」
「はい。お願いされました」
ぎゅーっと手をつないで、そのまま外へ。
……しっかしまぁなんというか。こうして手をつなぐなんて、ガキの頃以来だなぁって。
――sideスバル――
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