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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:20 帰還日程決定
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もっと考えるんだろうけど。私じゃこんなもんだなぁ。

「そういえば、奏はなんで大きい方のフェイトちゃんを先輩って呼ぶん?」

「んー、同じ高校の先輩だから。じゃ、だめ?」

 突然のはやてからの質問に、ちょっと誤魔化しを入れるけれど……あまり納得されてないみたい。
 この質問は全然考えてなかったしなー。それっぽいことでも言おうかなー。

 大体さー、ある程度事情を知ってるはやてさんと、震離はニヤニヤとしてるし。はなだけだよ。頑張って下さいって視線を送ってくれるのは。

「ま、同じ学校(部隊)、同じ部活(小隊)。純粋に年齢と、部活内での上下関係。それだけだった。
 でも、話してみれば面白い人で、変な所で抜けてて。締める所はきちんとする。それ以外は案外ふわふわしてる人ですし……。
 何より、人をあんなに信じて大切にしている。
 そんな人だから、愛称を兼ねて先輩って呼んでるんですよ。コレで良い?」

 おー、と言い終わると同時に周りの皆さんが拍手。
 それに合わせて、私の顔も熱く、火照る。色々端折ってる所はあるけど、言いたいことは言ったし。コレで終わってほしいわー。
 
「さ、奏さんを苛めたお詫びで。
 こっちのフェイトちゃんが気にしてたんよ。大きい私は先輩って呼ばれてる事と、それをちょっぴり羨ましそうに見てたし」

「なるほど。そういえば此方のフェイトも、なのはーってやってるイメージありますもんねぇ。あ、お茶頂きますねー」

 温泉宿でもよく二人で行動してたなーって。T&Hの面々はアリシアさん以外はよくペアでセットだったもんなぁ。
 仲良しで一緒なのは良いことだけどねー。
 あ、水出しの玉露かなこれ。ほんのり甘くて美味しい。

「……もって事は。未来のフェイトちゃんも、なのはちゃんにべったりなん?」

 あ、墓穴ほった。
 どうするかなーって考えてると、そこではやてさんが咳払いを挟んでから。

「せやねぇ。と言ってもこことはあんまり変わらへんよ。前にも言ったと思うけど、なのはちゃんは教職員(教導官)目指しとるし。ヴィータもその道に行こうとしとるしなー」
 
 ……なるほど、そういう通し方してるんですね。
 なんて考えながら、はやてさんの助け舟に感謝を。
 しっかし、此方のはやてもやっぱりはやてさんだなぁ。下手なこと、本当に言えないや。

「……でー、まぁ。お茶も飲んで、色々駄弁るんはええんやけど。震離がここに居るってことはなんかあって来たんやろ? わざわざお土産持ってくるくらいやし」

「……やっぱり鋭いねぇ。うん、その通りだよ。
 以前のヴィヴィオちゃん達と違って、平行世界からの来訪者だからね。長くて6日。色々好条件なのが3日、4日の間。
 他の子達に伝えるよりも、先に
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