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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:19 懸念と心配
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るよ」

 ……きっと、一度心が折れたサトの言葉なら。と考えた。でも逆の立場なら同じ事を言うと思う。
 ギンガの抱えてる物がどれほどの物かはわからないけれど。そして、何より俺もギンガの立場で、母さんと再会したときにはきっと同じようになってただろうし。
 
 いや、これはまだ予測だ。ギンガの気持ちも。スバルの気持ちも分かってない以上難しい所だし。余計なおせっかいのような気もするし。
 ……戦術でも何でも無いと、こうもわからないのはもどかしいし……いや、驕りだなこりゃ。人の気持ちをどうこうしようと思う時点で……

「深く考えるな、とは言わないが。緋凰響だから出来る動きもあるだろうよ。少なくとも、中島ギンガじゃなくて、ギンガ・ナカジマを知っているんだ。少しだけ深く話を聞くことも出来るだろうし」

「んー。まぁ、ね」
 
 サトの言うとおりだけど、なんだかなぁ。
 ふと、モニターを見れば相変わらず連勝してるフェイトが映っているけれど、どことなく不満顔。
 流石に不味いかなと考えて。

「さ、そろそろ行こうか。フェイトが寂しそうにし始める頃だし」

「はいはい」

 少しだけ話し込んでしまったけれど、許容範囲内だと思いたい。フェイトも疲れたっていうのなら休憩に入ってもらうし。
 まぁ、ここでうだうだ考えても仕方ない。直接会ってみないとわからないけれど、夕方また集まる見たいな流れだし、その時にどうするか改めて考えようかな。

 というか。

「……暇なつったら失礼だけど、大学生? のチームが強いなぁ。フェイトが圧倒してるとは言え光るものを持ってる人が多いこと」

「まぁ、何処にでもやりこみ勢は居るものだから。だけどよーく考えろ。こんなにやり込んでるのに、元々のセンスと質の高い練習をしているとは言え、上位に食い込んでる旅行組の存在を」

「……やっぱ世の中不平等だよな」

「……まぁな」

 砲撃を後ろに放って、背後をとったフェイトに牽制しつつ、その反動で加速するとか……中々考えつかない事してるし。
 とある人なんかは、速度を読んだ上でターゲットを狙いつつ射線に入るようにフェイト目掛けて撃ってるし。見てて面白いなぁと。

「……ちなみにこっちの小さいなのはさ。固いプロテクションにもの言わせてビルをぶち抜いてショートカットしたりしてた」

「うそやん」

 ……あれ? この前スバルと打ち合った時、今のなのはさんに近い感じでやってたし。この前の旅行の時は、突撃思考こそあれど普通にセンターガードしてたやん。

「飛ぶ才能と、三次元の空間把握は飛び抜けてるから凄いよなぁ。何より勝負に勝つという事よりも、勝負を楽しむタイプだから見てる方も楽しいし」

「あぁ、そりゃ大事だわ。勝つことに拘り始めた
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