暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:19 懸念と心配
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防御、スバルは攻勢にそれぞれ回る。
 私だって……私だって、管理局発行の地球、海鳴市ガイドマップのオススメ店。その看板メニューはちょっと憧れてたもん!
 と言うより、中々地球、それも海鳴市には旅行で行くにはハードルが高いのよね。
 なのはさんや、はやてさんの生まれ故郷。フェイトさんやクロノ執務官が育った地、しかも大きな事件を2つも経験した土地として、パワースポット扱いされていて……。
 なんというか凄く近寄りがたい世界で、土地なんですよね。
 だから、以前スバル達が出張に行ったと聞いた時はちょっぴり羨ましかった。お父さんの祖先の故郷とはいえ、一度行ってみたいというのもあったから。
 
 なんてことを二人でしていると。

「珍しい。スバルがギンガにワガママいうなんて。ほらスバル、私の食べていいから」

 見かねて、このお店の女性の店員さんとお話をしていた母さんがシュークリームのお皿を差し出してくれた。

「え……あ、ありがと、お母さん」

 おずおずと受け取るスバルを見て、ほっと一息……じゃない。

「え、母さんは食べないの?」

「あはは、スバルががっつくのも珍しい……ってことは無いんだけど、そこまで必死になるのも珍しいし、ギンガも譲らなくて驚いちゃって」
 
「「あう」」

 かぁっと、顔が熱くなるのが分かるし、スバルも顔を赤くしているのが分かる。

「ふふ、大きくなってもクイントちゃんの娘って分かるのは羨ましいわぁ」

 ……ん?

「あの……モモちゃん先輩。娘たちの前でそれは、ちょっと……」

 誰かに似てるけど、誰なんだろう? 最初はなんとなくスバルっぽい店員さんが応対してくれたけど、気がついたら入れ替わってるし。母さんが先輩って言うことは、歳上なんだろうけど……全然お若く見えるし。お姉さんっぽいんだよね。

(あのーギン姉?)

(なあに?)

 もふもふとシュークリームを食べながらスバルから念話が。

(あの人ね。なのはさんのお母さん)

(……あぁ! それで、一瞬お姉さんみたいに見えたけど、そうなの)

 なるほどなるほど、納得した。
 
(……ただ、出張に行ったときと容姿が全然変わってなくて、驚いてるけど)

(……え?)

 変わって……え? 
 いやまって、スバル達が見たなのはさんのお母さん、純粋に10年近く経過しているはずなのに、変わってないって……。

 なんというか、逆に納得できたような、そうでもないような……うーん。


――side響――

「ふは……疲れたー。いろんな戦略あるんだねぇ。流石はゲームって所か?」

「ルールはある、割と何でもありな所もあるけど……ま、自由度は高いってことになる。
 ゆくゆくはその
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