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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:19 懸念と心配
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を取り戻した響が。

「嫌だ! 何時震離達が来るかもわからんし、ギンガたちも来るかも知れないのにこんな格好で出られるか、やだよ!」

「でもなんだかんだ、ここまで来たんだからいいじゃない。見られても可愛いで終わると思うよー?」

「そ・れ・が、嫌なんだ。あの忘れてるかも知れないけど、俺男だからね? 元々男で18年生きててこの様なんだからね?」

「いいじゃない。可愛いし」

 今一度ぎゅーっと抱きしめると、くすぐったそうに少し身を捩った後に

「……じゃあせめて、せめてブレイブデュエルの中でだけ使わせてくれ。だから本当にもう一度着替えさせてくれ」

「……えー」

 なんて言うけど、流石にこれ以上意地悪するのは申し訳ない。
 最近はあんまり構ってもらえなかったしね。旅行の時は色々あったけど、この世界に来てからは関わりは減ったし、何より二人きりというのは殆ど無かったもんね。

 誰かに見られる前にもう一度更衣室へ戻って。

「じゃあ着替えるけど、今度こそ何もしないでくれ。いやほんとまじで、フリじゃないからね!」

「はいはい」

 ゴソゴソと今度こそらしい格好に着替えてる。もうちょっと見ておきたかったのは有るけど……まぁ、何時でも変える事も可能だし。
 そうだ、帰った時用にキャロやエリオのお洋服も色々買って帰ろう。お母さんやリンディさんに相談して色々見繕ってもらうのも有りだし。選択肢は沢山有るし……。

「……フェイトさ……ん、スバルとギンガを説得するとしたら……どうする?」

 ブラウスからシャツに変えてるのを横目にしながら。  

「……難しいね。あの二人も深い訳があるし。私やはやてと違って、お母さんと一緒に……幸せに暮らしてた期間。その思い出が多くて、強いだろうから。
 響は二人の体のこと……もう分かってるよね」

「……はい。察してます」 

 私達もナカジマ三佐から話を聞くまで、亡くなったクイントさんのお話を聞くまでは深くは調べようとはしなかった。
 ある程度、スバルとギンガの体のことを聞いてから、少しだけ知った。
 ナカジマ三佐、ゲンヤさんとは血の繋がりは無いけれど、クイントさんをモデルに戦闘機人としての二人が生まれたことまでは調べ上がった。
 
「……しかし、機動六課は訳ありの子ばっかりですね。そういう意図があって?」

「まさか。エリオやキャロはともかくとしても、スバルやティアナを見つけた時はそんな意図は無かったし。なのはもそういう考えで、教えたいって決めた訳じゃないよ。
 六課の話の直前に私はギンガと知り合ってたけれど、そういう意図はないし……こういうのって必然っていうのかな? ごめんね、上手く説明できないや」

「いや、気持ちは分かるからいいよ。

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