暁 〜小説投稿サイト〜
始まりはこの日から……
トラブルメーカーメーカー
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で心を掴み、帰りがけに真剣な瞳で『ねぇ…寄っていかない?』とトドメを刺す!
9割以上の確率で成功(性行)だ!

10割ではないのは、成功寸前で元彼が現れ俺の代わりに入っていった事があるからだ。
ヤツさえ現れなければ10割だったのに!
因みに、この店を教えてくれたのがユキであり、この利用法を伝授してくれたのもユキだったりする…俺を使った実戦で…

今日もどうやら俺を落とす気の様だ。
失恋直後にコレはズルイよね。
俺が変態なんじゃないよね!?



店に入り席に通され注文をすます。
料理が来るまで間があり、ユキが振られた経緯を質問してきた。
「今回はどうして彼女さんに振られちゃったの?」
小首を傾げた姿は凄く可愛い…困ったな…

「洋子(元カノ)とは4ヶ月も続いた良い関係だったんだ…」
そう、俺にとって4ヶ月とは最長記録だ。
平均2ヶ月…最短は5時間で振られた事もある。

ホテルで1発ヤったら『アンタとはムリ!』って振られた。
14の時に学校の先輩とだけどね。
今では技も体力も格段に向上したよ。

さて、そんな最長記録の洋子とは、飛び込みの営業先で出会ったのだ。
会社の受付嬢をしている洋子に、その会社の担当者に会わせて貰える様交渉したのだが、敢えなく玉砕。
しょうがないので仕事を忘れて受付嬢を口説く事に…

その日の夕食を約束し、付き合う事へと発展する。
そして付き合って1ヶ月後にベッドイン…勿論それで振られる事もなく、良い関係が続いて行く。

しかし異変が起きたのは3ヶ月経過してからだ…
洋子が子猫を飼いだしたのだ。
それまでは週に1度…多くて2度程、彼女の部屋に行ってたのだが、子猫を境に回数が増えて行く。

週に3度は必ず行き、子猫と戯れ洋子を喰う。
平日(翌日が仕事)の時は、子猫と戯れてそのまま帰る事もチラホラ…
そして遂に昨日言われたよ…『私と猫のどっちが好きなの!?』ってね…

だってしょうがないじゃんか…動物が大好きなんだもん!
でもね、そんな事を言える訳もなく、取って付けた様に『洋子の方が好きだよ』って言ったんだけど、効果無かったね。

俺も言っててワザとらしいなと思ったし…
『もう別れましょう』って言われて追い出されました。
せめて猫と戯れたかったのになぁ…

「……じゃぁ、振られた原因って猫ちゃんなの?」
「まぁ…そうなるのかな…?それとも俺の所為なのかもしれないなぁ………」
「そうね…猫に嫉妬する程、愛されてた訳だからねぇ…」
そう言う考えもあるのか…勉強になるなぁ…


他愛ない(時折ある)会話をしつつ、運ばれてきた料理を平らげる。
デザートのケーキが運ばれると同時に、ユキは俺の隣へと席を移りもたれ掛かってくる。
「ねぇ…食欲も満
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