暁 〜小説投稿サイト〜
始まりはこの日から……
トラブルメーカーメーカー
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打ちが効いたのだろう…4対1と不利だたにも関わらず全員ボコボコにして圧勝。

まだ怒りの収まらない俺は、血塗れで泣き崩れる奴等に更に殴りかかろうとした。
だが兄貴に止められ教師陣に押さえ付けられ、即刻両親を呼び出された。
親が来るまで時間()があったので、流石に落ち着き冷静になったが、全員が揃った所で事の顛末を説明している時に、いじめっ子共が全てを俺の所為にして、ユキに対して行った事を隠蔽しようとしたため、再度エキサイト!

ボロボロのユキを見せつけ(奴等の親にも) 、俺の怒りを解らせた。
しかし姑息な奴等は、『男が女の恰好をしてるのが変なんだ!』と自身を正当化。
そこで俺は『何処が変なんだ!?可愛いじゃねーか!俺の美的センスはまともだぞ!』と、脱線気味に激怒。

フェミニストな俺は、見た目可愛い女の子で親友を苛められた事と、自分の美的センスを貶された事でまたもや怒り再発です。
『イジメは良くないが、暴力に訴えるのもダメだろう!』と教師の言葉に、『イジメに気が付かず、大問題に発展させた教師が言える事か!お前等にだって罪があるんだ!慰謝料を払えボケ!』と怒りの範囲が広がった。


俺は助手席に座りつつユキの方を見ながら学生時代を思い出していた。
「なぁに、私の事を見詰めちゃって!?運転中は襲っちゃダメだぞ?」
「命が惜しいから襲わない!ただ…」

「ただ?」
「何でお前、勝負パンツ穿いてんだよ!って思っただけ…」
極ミニスカから覗くあからさまな勝負パンツをガン見し、呆れた口調で言い放つ。
「やだ〜!もーエッチねー、リュー君は!」

言っておくが俺が覗き込んだのではない。
運転席に座りペダル操作をするだけで、中が見えるスカートを穿いているユキが悪い。
男だと頭で解っていても、どう見たって可愛い女のパンチラは見てしまうに決まっている!

「うふふ…どうする?カラオケ止めて、ホテル行く?」
あぁもうムカツク!
女にそう言われたら即答でホテル行きなのに…

「俺は今、熱唱モードなんだよ!早くカラオケボックスへ行けっての!」
見えるパンツを隠すことなくケタケタ笑うユキ…
俺は軽く怒鳴りながら、視線は外すことなく行き先を指示した。



俺とユキは、よく行くカラオケボックスへ着くと、早速受付に向かう。
ユキがイチャイチャ俺の腕に抱き付いてくるので、端から見れば100%カップルだ。
店員のヤツも『このカップル、絶対中でヤるぜ!今日は監視モニターから目が離せないな!』と、此方に視線を向けずに仲間内で会話していた。

聞こえてんだバ〜カ!
ヤらねーよ、こんな所じゃ!
俺は歌うのが大好きなんだ…俺達が帰る頃にはションボリさせてやる!


部屋に案内され飲み物を注文(ウーロン茶を樽で!
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