蒼紅:第三十三話 水晶
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「彼女は正確には旧人類(オールドマン)ではない…彼女は計画(ルセット)に必要な材料(コマ)だ。だから連れ出した」
「無能力者ではない…だと?ならば何故、奴はその小娘を守ろうとする?その小娘に一体何の力があると言うんだ?」
「答える義理はない…ガウリ…この場は任せたぞ」
アスロックはガウリと言う青年にこの場を任せてミチルと共に立ち去る。
ソウとガウリのみが残り、互いに睨み合う。
「それじゃあさっきの続きと行こうかDEVIL(悪魔)?エスコート頼むぜ?」
「……良いだろう…時間も惜しい、すぐに終わらせてやろう!!」
チャージショットを発射し、時間差でチャージセイバーをガウリに向かって繰り出すが、ガウリは回転しながらのジャンプでかわす。
「!?」
「無能力者(ワナピー)共に味方するお前の思想・理解不能。リズムを刻む俺のライム。プリズムで刻むお前の罪(クライム)!ド派手に昇天(果てな)!強引なダンスでGOINGDOWN!」
「俺は別に無能力者の味方をしているわけじゃないんだがな……しかし、罪か…確かにお前達からすれば俺のやっていることは滅茶苦茶だろう。だが、それでも俺は俺の守る物のために戦う。罪と呼びたければ呼べばいい!!」
ガウリが蹴り飛ばしてきた水晶をジャンプで回避しながらマッハダッシュで距離を詰めるのと同時に雷撃刃での斬?を喰らわせてダメージを与えていく。
「時代は戦国。この世は地獄。エデンが目指す俺らの天国」
「地獄か…まあ、俺達能力者からすれば今のこの世界が生きにくいのは認めよう。」
チャージショットを放つが、ガウリは巨大な水晶を作り出し、それを蹴り飛ばしてチャージショットの雷撃を相殺する。
「無能力者(ワナビー)共はAIRHEAD(馬鹿)ばかり。出したくなるさ口から反吐。あんたもそうだろ?かつてのあんたは正にDEVIL(悪魔)なんだ」
「否定はしない。思い上がった馬鹿を見ると反吐が出る。少し前にその典型を潰し損ねたからな…」
リゾートホテルで再会し、潰し損ねたアキュラを思い出して不快な気分となる。
「だが、今はそんな過去のことはどうでもいい。今はお前を倒すことのみ考える。覚悟するんだな…!迸れ、紅き雷霆よ。お前の強固な水晶を俺の紅き刃で叩き斬る!」
チャージ速度と機動力を強化したソウの攻撃の凄まじさが増していき、ガウリに斬?が当たり始め、チャージセイバーと雷撃刃による猛連撃でガウリの体に裂傷が刻まれていく。
「PIMPな見掛けでJIGGYなリリックかましてくれるぜ …!」
中性的な見た目に寄らないソウの熾烈とも言える激しい攻めにガウリは冷や汗を流しながらもソウの攻撃を回避し、水晶を飛ばしていく。
スケートのような動き
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