蒼紅:第三十三話 水晶
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石のGVもソウの超高速移動に対応しながら操縦するのは厳しいだろうから』
「…するわけないだろう」
「このマシンなら水晶にぶつかっても問題ない。このまま行くよ」
「ああ、頼む…マシンが保つ程度に迅速かつ安全でな」
道を塞ぐ水晶をマシンで粉砕しながら進み、目の前のメカを雷撃刃で破壊していき、破壊しきれないメカはショット連射と雷撃鱗で破壊していく。
しばらく突き進むと、変身したG7の1人であろう青年が水晶でコーティングした路面をまるでスケートのように滑走していた。
中々の速度であり、マシンがなければ体力を無駄に消費していただろう。
「奴が最後のG7か…!ターゲット捕捉…仕留める!」
「ようこそ地獄のGATE。逃げられない死のFATE。さよならここでCHECKMATE!」
「残念だが、終わるのはお前だ…!!喰らえ!!」
敵の第七波動による攻撃を雷撃刃で粉砕し、その破片が敵に直撃する。
防御が間に合わない場合は雷撃鱗で防ぎながら、更にショットを乱射して確実に敵へダメージを与えていく。
敵の攻撃と巨大な水晶の障害物を破壊し、ダメージを蓄積させていくと、GVがマシンを止めた。
「………兄さん、この先はどうやらこのマシンでは進めないみたいだ。」
道路の状態が酷く、これ以上はマシンで進むのは不可能であった。
「そうか…帰りはこのマシンを使うことになるだろうから、お前はここで待っていろ」
「了解、マシンを壊されるわけにはいかないからね」
「奥のHALLにお前をCALL。すぐそこお前のDOWNFALL!」
敵は一気にスピードを上げて距離を離した。
「奥か…では行ってくる」
「分かった…気をつけて…」
マシンから降りたソウは敵を追い掛ける。
「…シャオ…敵の他の動きは…シャオ?通信が出来ない?」
残ったGVがシャオに通信を繋ごうとするが、エデンによって通信が妨害されてしまったのかシャオへの通信が出来ない……何故か嫌な予感がした。
ソウが敵を追い掛けていると、1人の青年とアスロックが立っていた。
「アスロック…それからお前は先程の能力者だな?わざわざ敵を前に変身を解くとは何の真似だ?」
「観客共(オーディエンス)が寄せる期待。顔見せぐらいはしておきたい。俺はガウリ、A.K.Aプリズムマスター!ここが舞踏会(ダンス)の会場(ステージ)だ」
再び変身現象を起こし、再び戦闘形態となる。
アスロックの後ろには新しく組み立てたらしいガレトクローネがある。
その腕には見覚えのある少女が捕らえられていた。
「そいつは…あの屑の関係者か?飛天の時といい、随分とエデンから気に入られているようだな?その小娘は無能力者だろう?」
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