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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:18 幸せだけの人生じゃないから
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だろう?」

「あぁ、食材の補充量の報告をしに。サトさんと響さんがこちらに来るのは分かっていましたが、こんな所であうとは考えてませんでしたしね」
 
「なるほどそれで。こちらはブレイブデュエルのフロアで見回りとか掃除かな。T&Hの活躍のお蔭で同じ小学校の子達、こっちのスバルやティアナ、中島姉妹の活躍も凄いから、似た歳の子達が来る時間帯だからって」

「なるほど、初心者育成の……また、いろんなファンが付きそうですね」

「……勘弁してくれ」
 
 ばつが悪そうにしながらも、その様子は何処か嬉しそうというか、なんというべきか。
 元々人好きな方ですしね、何かを教えるのは嬉しい事なんでしょう。
 そう言えば、テストしてる時は単純作業の連続で飽きていて、王様達が入ってきてからは教えるという事を何よりも楽しんでたようにも見えましたしね。

「……流もさ、手が空いたら手伝ってくれよ。響やフェイトさんは今取り込み中みたいだし」

「へ、それは構いませんが……あの人達はもー……」

 思わず項垂れそうになるのをぐっとこらえてため息で済ませる。
 後で人払いの結界でも張るべきか……いや、それはきっと本人がしてるでしょうし、問題は無いかなと。

 気がつけば特設フロアまで辿り着いて。

「さて、それじゃあまた」

「えぇ、私も終わったらこちらに遊びに。そう言えば誰かから連絡きました? 何処に集まるとかって話は?」

「……いや、まだ貰ってないな。何もなければ研究所なんだろうけど」

「でしょうね。ごめんなさい脚を止めてしまって。それでは」

 あぁ、と短く告げてサトさんはフロアへ赴く。それを見送ってから私も事務室を目指して再度足を進める。
 今日はまだまだ時間がありますし、色々楽しみですね、とか考えながら……。

 しかし、震離さん達はどうするんでしょうね? こちらでは面白いことになりつつありますが、連絡入れるにしても……せっかく奏さんも居ますし何かするでしょうきっと。

 ……問題はナカジマ姉妹のお二人ですかね。

 スバルさんとは元の世界で何度か話をしていましたが、そのお姉さんであるギンガさんとはあまり話をしていないのもあって……どんな方なのか今一分かっていないんですよね。
 こちらの世界のギンガとはそれなりに仲がいいと自負していますが、こちらの性格はあまり参考になりませんしね。
 それこそはやてさんとはやて位の差は有るでしょうし、何より環境の違いも大きいでしょうし……。
 
 手はある。

 私では説得……と言うより、話は難しいでしょうし、震離さんならスバルさんと上手く話が出来るでしょうが、ギンガさんとの仲は良かったかな……?
 震離さんではなくて、あの人ならばギンガさんから話を聞く
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