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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:18 幸せだけの人生じゃないから
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んは心臓に悪いなぁって。
「オーリスせんせも来るなら来るて、ゆうてくれたらこちらから会いに行ったのにー」
「ごめんなさいねはやてさん。この後空港へ行ってまた海外へ。そんな前に娘の顔を見に来たっていうのが今回の目的だからね」
妹……もとい、小さい私とオーリスさんが仲良く話してるんは違和感しか無いわ。
元の世界やと、機動六課を目の敵にしとったしなぁ。なんかもう……うん。
しかし、何の因果でこの人は、スカリエッティの家に嫁いだんやろ? 確かゆりかご戦の調書によると、レジアス中将とスカリエッティは互いに利用するつもりで手を組んでて、人造魔導師や戦闘機人の研究なども進めていたはずやから……。
いやでも、それはこちらの世界の話で、この世界には関係ない話やし。
あかん、気になるわぁ。だけど、それ以上にこの世界の私と
「なぁなぁ妹? どうやって知り合ったん? 私の方の歴史やと悲しいことに会ったことないんよ」
「あーそっかぁー、そうなるんやねー」
「……えっ」
私の質問に対して納得する妹に対して、絶望するように色が抜けていくオーリスさん。
え? 何やこの反応?
「せやんなぁ、私が行ってた大学の先生なんよー。私は弁当作っても何時も1人でご飯食べてて、寂しそうやからって声かけて。そっからの付き合いやんねー」
……うん、副音声で何や聞こえてきたわ。ちっこい私が1人で食べてた訳や無くて、オーリスさんが1人で食べてたのを、ちっこい私が声かけてそっからの付き合い。
だけど、管理局もない世界やしその出会い方が一番自然なんやろねー。
「……そ、そうそう。その頃の私ったら中々ご飯を作るのが苦手っていうこともあって、はやてさんから教わったのよねぇ」
「せやんなぁ。お蔭で色々お世話になったし、今もこうして交流があるんは嬉しいしなぁ」
ふむふむ、出会いが違えば交流も異なるんやねぇ。
……私も、オーリス三佐と出会い方が違ったら色々変わってたんかなぁ。
正直な話。知らない人って訳は無かった。地上部隊で転々としていたし、あのレジアス中将の娘で副官でもあったわけやし。必然と知る機会も多かった。
魔力がない人やったけど、副官としての実力は凄まじく、私が聞いた話やとかつて事務官をしていたときには1人で機能していたとかいう噂も在るほどや。
ほんま、もっと早くに出会ってたらなぁ。
「けど良かった。偶々戻ってきただけだけど、こんな良い物が見れるなんて夢にも思わなかったから」
優しい口調のオーリスさん。そのまま自然な仕草でこちらに手を伸ばして。
「こんなおばちゃんと握手なんて嫌かもしれないけれど、いいかしら?」
「へ……あ、いえいえとんでもないです」
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