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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:18 幸せだけの人生じゃないから
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ゃあ、なんで空中戦が……空を飛ぶ今の形になったんですか?」

「フフ、初めてこの世界に来て、サトを迎えてからかな。私と流で生きてく為に仕事を探す時にさ。ちょっと博士達が作ってるものを覗いて、それで少しだけ手を貸したの。
 ゲームの中で空を飛ぶ感覚と、その演算プログラムを作って譲渡したの。私達を受け入れてくれたお礼と、サトを見つけてくれたお礼として」

 そこまで聞いて、待ったの声を出してしまう。

「待って震離。それじゃあ技術の譲渡というか、まだ早い技術なんじゃないの? その……あんまり外部のものを持ち込んじゃ不味いと言うか、それは」

「うん。奏の懸念も最もだ。
 だけど、何十年掛けて到達するものだったら私達もあげなかった。だけど、後一年あれば出来る可能性。
 そして何より。グランツ博士と、ジェイル博士の二人に空を飛ぶという気持ちよさを教えてしまったからね。
 だから作った。でも、それでお礼になるとは思えないから、私は開発のお手伝いをしてるんだ」
 
 ……うーん。この二人がどんなタイミングでこの世界に来たのか分からないけど。そんな背景があったんだ。
 それにしてもフローリアン博士も、ドクタースカリエッティもやっぱり凄い人なんだね。こんなゲームの原型を既にある程度完成させていて、後一年もすれば空を飛ぶ演算も完成させていたなんてねぇ。

「まぁ、魔法っていうカテゴリも私達がそれぞれ教えたんだけどね。最初はインダストリー……銃や剣を組み合わせての勝負だったのが、空を飛ぶと、魔法、この2つを組み合わせて、ミッド、ベルカが出来たし。
 と言っても、スカさんはスカさんで独自のカテゴリ、ラボラトリーを組んでたけど、本質はインダストリーに近い物があるからねぇ」

 なるほどそれでか。温泉に泊まりながらの勝負の時。七と何度か当たったけど、確かにアミタやキリエに近いものを感じた訳だ。

「そうすると、王様達はどうなのさ? 普通にベルカ、ミッドに分類されるんじゃないの?」

「あの3人、いや4人はベルカ、ミッドのプロトタイプを引いた(・・・)んだよ。運があったにしては出来すぎだけどね」

 ……納得できるような出来ないような。

「……よし。はなの髪もしっかりケア出来たし。さぁさぁ、改めて何しましょっか?」

「ありがとうございます震離様!」

 ここまで、か。まぁ、

「良いけどね。何しよっか?」

 こんな日も偶には良いんじゃないかって。


――side響――

「……美味かったぁ。久しぶりにガッツリしたもん食べたわぁ」

「……女子扱いされてると、中々食べる機会無いからね」

 二人して、つけ麺屋を後にする。
 いやぁ、濃厚つけ麺と、大きなチャーシューがとろとろで美味しかった
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