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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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べる。こちらは奏に近いお蔭で良いスタイルだと自負してるし。響の方は、スタイルは……まぁ、置いといて。髪質は良いし。髪の量も多分男の頃よりも細くて多いんだろうし。
……あぁ、やっぱり。俺は……いや、響は母さんにそっくりだったんだなぁって。改めて思うわ。それが女子になったら尚の事か。
動作はまごうことなき俺だけど……。
それにしても。
「「……お互いに興味持たないって大概だよなぁ」」
はははと力なく笑う。お互いに意味を分かるからこそのことなんだけど。こうして考えると俺って相当枯れてたんだなぁって。
なんて考えてると、遠くからタタタッと走るような足音が聞こえて。
「……風呂場で走りそうなやつって心当たりは?」
苦笑いを浮かべながら響が浴槽へ体を沈めながら言うけども、首を傾げながら。
「心当たり多すぎてなぁ……誰が、とは言えんなぁ」
「フフ、そっか」
なんてことを考えてると、足音は近くまで聞こえ、そして。
「サトみーーーーーっけ!」
その声が聞こえたと同時に、派手に水飛沫が上がったのが見えた。
――sideフェイト――
「……やばい。どっちも響だと思うと……なんかこう、込み上げてくるものが」
「フェイトちゃんキモーイ」
「先輩ヤバーイ」
「……ねぇ、二人共ひどくない? ねぇ?」
直前まで、込み上げた何かが鼻から出そうになったのが一気に引きました。
「……んー。なぁ、フェイトちゃん? 私なぁずっと気になってたことがあんねんけど? レヴィやシュテル。王様にユーリ、アミタとキリエに……心当たりって無い?」
眉間にシワを寄せて分からないーって様子のはやてを見ながら、私もふと思う。言われてみればどこかで会ったような……そうでもないような。
……あれ?
「ねぇ、何で今それを言うの?」
「へ? だって、今響とサトの間にレヴィが突っ込んで、追いかけてきた王様達が叱りつけてるのを見てるからや」
ちらりと、はやてと奏の間から向こうを見る。はやての言う通り叱ってるのが見えて、少し微笑ましい。
それにしても、はやての言う心当たりは……ちょっぴりわからないというのが妥当かな。
引っかかるのはあるんだ、勿論。だけど、違和感とまではいかないんだよね。誰かに似てるなーっていう程度の差異だけど、その誰かがわからないっていうのがあって……うーん。
「……さっきの質問の答えだけど。ある、けど、誰かに似てるっていうくらい」
「……やっぱりかぁ。いやな。私も誰かに似てるけど、それが分からへんのよねぇ。あんな個性爆発の、それぞれそっくりさんなんてそうそう忘れる訳ないはずやねんけどなぁ」
あ、向こうでシュテルが
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