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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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が聞こえた瞬間、咄嗟に3人揃って岩陰に隠れる。慌てて視線を向けるとそこに居たのは……。
響とサト、はなと七緒が揃ってた。
――sideサト――
「……なぁ。この世界に俺たちって存在してんの?」
唐突に露天風呂の縁に座って、半身浴のようにしながらコイツは言う。
考える間もなく一言だけ。
「……わからん。関係ない話だけど、エリオやキャロの存在……あぁ、一年生程度の歳で居るのは分かってるし。あとは……あぁ、あの召喚士の女の子も居た。後は……ナンバーズ、ここに居ない子たちはそこに居るかな」
「……ぁー、確かリインさん達が留学してる先に居るんだっけ? 確か、テスタロッサ家に泊まった時にそんな事聞いた覚えがある。
それにしても、次に何聞こうかってしてるのが分かるのは助かるなぁ」
「……あぁ、お互いに」
遠くではなと七が仲良くお風呂巡りをしてるのを横目に。眼の前のコイツと同じ風呂で温まってるのはやはりこそばゆいような、妙な感覚だ。
こんなタイミングだし、気になってたことを聞いてみるか。
「……緋凰の名はつかわんの?」
ピクンと、体が反応してしまい。お湯が跳ねるのが分かる。
「……その名前を名乗るのも良いと思うけど。世界にそんなに無い名字で、母さんから貰った性だ。
今は難しいかも知れないけれど……何時かまた、名乗ってくれよ」
ぱちゃぱちゃとお湯を蹴って波を立たせながら、コイツは……響は言う。ふと、昔に……。
「……そういや震離が言ってたっけなぁ。子供が出来たらサトネって名付けるといいって」
「あぁ、言ってた言ってた。そこから名前とったの?」
「へ? だから震離が……あれ?」
そこまで考えてふと止まる。自分がアイツらと出会った時。自分のことをサトと呼んだ。
だけどそれは、アイツラの過去に出会った自分が、サトと名乗ったって言ってて……あれ?
「……すまん。ちょっと……あれ? じゃあ、この名前って誰が……あれ?」
「お、おぉ……すまん。なんか触れちゃいかん所に触れたか」
「いや、そういうわけじゃ……あれ?」
なんだっけかな。こういうの、タイムなんちゃら……初めて名乗ったのが間違いなく居るんだろうけど、変にループしてるような……駄目だ。考えれば考えるだけ、虚無りそう。こういうの苦手なんだよなぁ。
「……しっかし、話変わるが……普通スタイルの良い美人? がそこに居るのに、何も思わない俺は……なんだろうね?」
「おい馬鹿やめろ。気持ち悪い……ってことは無いが、なんか……腹が立つ」
「悪かった。だけど、有栖着物店からしたら喜ばれそうだけどな」
「……鏡見て言えよ。お前のナリも相当だぞ」
お互いに苦笑を浮か
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