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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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す……ごめんね奏……。

「ぷはっ。まぁ、それは冗談……にしてはひどい冗談ですけど。ゆっくりゆっくり紡いで行けばいいじゃないですかー」

「せやんなぁ。で、1つ気になったんやけどなー。夫婦と好き同士って、誰のこと指してるん?」

「へ? あぁ……優夜と時雨。煌と紗雪ですねー。前者が夫婦、後者が長年想い合ってる組ですねぇ」

「「へー」」

 それは意外というか、いや。順当なのかな? 六課が始まった時も、その組で別れてそれぞれ教えてたらしいし。その時もその組み合わせ。そして、4人が戦えるって分かった時も。優夜の側には時雨が居たらしいし、煌のサポートに紗雪が。
 そう考えると分かりやすい事にはなっていたのかな?

「……AMFの中でも普通に動ける忍に、指揮を取り、超長距離狙撃も出来る弓術使い、手負いながらもSランクを圧倒する槍使いに、2対1でも勝った上に強化ガジェットと戦闘する斧使い。
 残りの響や奏、震離に、教会のアーチェとそれと拮抗したリュウキと全員数えたら割と頭おかしい戦力しとるよね?」

「んなこたーないですよー。だって、本当に頭おかしいって捉えられてたら……機動六課に集まるなんて事、無かったもん」

 湯船の中で膝を抱える奏。響から聞いた過去から察するに……皆それぞれ辛い思いもしてたんだよね。
 だけど、もし皆が正当に評価されていたら、きっと今みたいに交流することは出来なかったんだろう。

「まぁ、それぞれの……機動六課に来る前の部隊長達は実は仲良しでしたっていうのは驚きましたけどねぇ。だから、うまい具合にそれぞれ合わせられたんだーって。もっと言えば、私達の過去を知ってての異動指令を取ったんだーって」

「色々あったけど、ほんまそれ。居なかったらもっとえげつない事になってたんやろうし……せやけど、怪我させてもうたしなぁ」

「あぁ、別にそれは皆気にしてないですよ。寧ろ、優夜は時雨愛おしさで敵放っといたのを悔やんでたし。紗雪は頭に血が登りすぎて雑な攻撃してしまったって悔しがってましたからねぇ」
 
 へー、と。はやてと二人で驚く。そう言えば、ゆりかご戦直後から、時雨と行動してるシグナムが面白いことを聞いたって言ってたのはこの事なのかな?
 ……そう考えると、あの4人についても私は全然知らないんだなぁって。

「せや。あの4人についてシビアな所以外おしえてーや。それこそ、皆の―――」

 そこまで言いかけた瞬間。

「姉様! あそこに滝湯があるんですよ。入りましょう!」

「……滝湯だから微妙だけど、基本は浸かりましょうっていうのが正しいと思うよー」

「サト、サト。あそこにね。露天風呂があってね。紅葉になりかけてるのが綺麗なんだ」

「……そっか、それは楽しみだ」

 声
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