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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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慌ててティッシュの箱を二人に差し出すはなは、やっぱり妹っていうより、少し違うように見えるし……。
「ん、平気。ありがと、はな」
「……ありがとう、はな」
鼻を拭いて、くしくしと鼻を擦って……そのままチリ箱に入れて。不思議そうに首を傾げるタイミングまで一緒。
「変なくしゃみでしたね」
「フフ、なんだろ突然だったから驚いた」
「……ん」
響は少し驚いたように困ったような笑みで、サトも口元は動いてないけど。目元は優しそうに……困ったような、ちょっと難しい目を。
だけど、サトと響は違う人。響が成長したからって、サトには成らないし。違う未来からきた以上、サトの過去は響じゃない。
なのにこんなに似てるのはやっぱり関係が有るのかな?
雰囲気は似てるけど。髪の色や、瞳の色。よくよく見たら違うところの部分が多い。
でも……。
「……また、この皆で温泉入りたい。ダメ?」
一瞬間が出来てから、はなが笑って。
「行きましょうよ! すぐ!!」
私の手を取って、二人で万歳。それを見てた二人は優しく笑って。
「夕方には帰るんだ。入らなきゃもったいないし、な?」
「……あぁ。そうだな」
すぐに用意してくれる。こんなに早く、聞いてくれるとは思わなかったけれど……うん。
「……せっかくだから、大浴場行きたい。いろんなお風呂あったし……」
……あ、二人して固まっちゃった。
――sideフェイト――
「知るわけ無いじゃないですか。普通のカポゥが何してるかなんて。というか、失恋した人にそんな事聞くなんて、先輩ドSですね」
「フェイトちゃん、その質問は無いわー」
「いや……あの……ゴメン」
何気なく、はやてと奏に普通のカップルについて話を聞こうと思ったんだけど……一言で切られました……。
私が悪いっていうのは分かるんだけど、うん……ごめんなさい。
「……まぁ。カップル……というより、夫婦と長年の好き同士を見た限りだと。ゆっくり詰めていけばいいじゃないですか。人によって解なんて違うんですから。
そもそも響ならそれこそ普通に受け入れてくれぶくぶくぶくぶく……」
「あー、フェイトちゃんのせいで奏がいじけたー。どないすんねーん」
「ちが……奏もゴメン。いじけないでー」
肩まで浸かっていたのが、いつの間にやら沈んでるし。
今日の夕方には旅館から撤収して帰路につくことになったのだけど。偶には……というより、実はこの三人で温泉に入ってないよねという事で、三人で入ってるんだけど……気心しれた仲ということもあって、相談した結果がコレです。
結論言うと、知れてなかったのと、傷を抉っただけの様で
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