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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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のを見て震離さんの顔もほころぶ。
 イレギュラーがあったとは言え、結果的に大満足な内容になりましたし、ブレイブデュエルに必要なデータも取れましたしね。
 
「あ、ねーしんりー?」

「はいレヴィ。なぁに?」

 シュバッと元気よく手をあげたのを先生のように手を向ける。
 
「おっきいへいとや、大鴉っちはともかくとして、響とはなはどうするのー?」

 ……うん?
 王様の方に視線を向けると、何言ってるんだコヤツはという風に首を傾げて、シュテルもキョトンと首を傾げてる。
 他の面々もわからないといった様子だけれど。唯一震離さんだけは。

「あー……でもなぁ。うーん」

 理解しているらしく腕を組んでうんうんと悩んで、ちらりと私の方を見てニヤリと笑う。
 悪寒を感じるけれど悪いことではないと信じて、私も頷くと。

「よし、今日は私達の部屋に招待するよ。勿論奏もね」

 あ、フェイトさんの目がカッと開いた。あ、震離さんがそれに視線合わせて意思の疎通して……あ、フェイトさんが折れた。間違いなく震離さんが何かを伝えたなぁと。
 そうすると、部屋を一つ開けて……いや、開けても無理じゃ。あれ? 本当にどうするんでしょう?
 ちらりとサトさんの方を見れば、あちらも分かっていないらしく小さく首を傾げてますし。本当にどうするんでしょうね。
 だけど、まだ響さんを受け入れてない家の皆さんは軽いブーイング。はやてさんもはやても一緒になってブーイングしてる辺り、本当に姉妹のようで良かったようなそうでもないような……。

「明日から学校だったり、仕事再開とかなのに大変でしょう? それに、八神堂はともかくとして、明日の朝普通に起きられるって自信ある人、はい挙手」

 ……八神堂以外の皆さんがさっと視線を反らしているのはちょっと面白い。
 
「まぁ、保護者の皆さんからちょっと相談を持ちかけられておりますが本日の所は一旦ご遠慮を……私も泊めたかったんです!」

 あ、本心はそれなんですね。了解です。
 クイントさんも納得された様で、満足気な顔をしておりますが、深くは聞かないでおきましょう。

 それにしても……本当に密度の濃い旅行でしたねぇ。

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