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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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」
「いやいや、墜ちた後直ぐに復帰して、フェイトとやりあったじゃんか?」
「防戦一方でしたよ。ザンバー振り回すフェイトさんの攻撃力の高さは凄かったですし」
のらりくらりと、相手が強いとかわされていくのは歯がゆい。
そういった話をしたいわけじゃないんだけどなー。
「……じゃあ言い方を変える。流のスタイルはあれで完成なの? 双剣に小口径二門と大口径二門づつとか言うまるで城塞スタイルだけど?」
「それは……んー……」
困ったように笑って、一応周囲を見渡してから。
「あと一歩、ですかねぇ。アンサラーとフラガラッハはまだまだギルやアークには及ばないですし、私自身まだ全力を出せないですし……。
まぁ、出せたら出せたで困るんですけどねぇ」
「はは、それはヴァレンさんみたいに空割ったとかその辺りのこと?」
「いやぁ。それ以上ですよ……ぁ」
ラップ音と共に空気が凍った。
流は失言したという風に目を泳がせて。こちらは嘘だろって感じの顔をして。
え、いやでも待って。ということは、流が全力を出せるようになったら、事実上の……。
「あ、私王様達の様子を見に行く途中でした、それではコレで」
「いやいやいやいや、待て待て……うん?」
逃げる流の腰の辺りにしがみついたと同時に、明らかに異様な軟からさを直に感じて。そこで察する。
「……なんで?」
「……まぁ、思ってた以上にダメージを負っていたので。それに私はあんまり性別に拘って無いので、バレなきゃいいかなぁと」
……ウワァ。俺以上になんか可愛そうな悟りを開いているような、そうでもないような。
「変身魔法を併用しているので、見破られることは無いのですが。最近は変に無理してたので見た目だけ掛けてたんですよねぇ……それが仇になるとは」
「……よくよく思い返せば、あの一戦以来レヴィ達に抱きつかれるのを躱してたもんなぁ。なるほどコレが原因か」
「えぇ、一応男で通してますからねー。まぁ、私としては何方でも構わないんですが、それは私という存在に悪影響が出るからって震離さんに言われてるんですよ。
……と言ってもその当人が一番喜んでると言うか楽しんでるというオチ付きですが」
「お、おう」
遠くを見るような目をしながら、フッと笑うのを見て考える。
この子ってこんな笑い方する子じゃなかったのになぁと。
確信を得てないからなんとも言えないが、自分達を知ってる俺達……震離と流のいう自分達の世界の俺達と離れて、ここに来るまで再会が無いということから割と時間も経っているんだろうなぁ。
少なくとも、この子の考えや、心が成熟する程度には。
平行世界、ねぇ……考えたくないけど、色々な可能性が具現化し
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